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- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784305706836
作品紹介・あらすじ
古代から現在まで見渡し、変化=進化する日本語のしくみを解き明かす。
未来にも通用する言語変化のメカニズムを打ち立てた、名著の新装版。
【文献時代の日本語に生じた諸変化のもたらした結果を個々に査定すると、いずれの場合にも、体系の不備やひずみが解消され、運用効率が高められている。その意味で、すべての変化は起こるべくして起こっている。この経験則は、あらゆる言語に当てはまるであろう。したがって、現代日本語に進行しつつある変化だけがその例外ではありえない。】……本書より
感想・レビュー・書評
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昨今批判的に取り上げられることの多い「ら」抜き言葉を題材に、日本語・言語がどのように変化するのかを因果律的に立体的に解き明かす本。文法の専門的な用語が多く、読み進めるのは多少なりとも難しいのだが、単に変わったところを分類記述するのでも、変わってはいけない変えてはいけないとお題目を唱えるのでもなく、言語は変化するのが当然であり、それを押さえた上でどのように変化していくのかをきちんと理由づけて描写していて、その是非はともかく読んでいて実に楽しい本であった。
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昔、食わず嫌いで手を出さなかった「名著」
ムカッと感じる部分も多いが、冷静に、批判的に読んでいくと、筆者の言わんとするところが見えてくる。
全否定する気はないが、、、、、もう少し、読み込んでみようと思う。
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