- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784305708250
作品紹介・あらすじ
『平家物語』に満足できないなら
自分たちで書けばいいじゃない?
『平家物語』の登場人物を借り、鎌倉時代の読者が創った
美しき御曹司たちが織りなす逸話集『平家公達草紙』。
公達への夢と憧れの詰まった、二次創作の元祖!
本書の特色
(1)全話の内容をストーリー仕立てでわかりやすく紹介!
(2)現存する三系統の影印・翻刻・注・現代語訳を掲載!
(3)本文の読解を助ける補注とコラムを豊富に収録
(4)資料編には系図・書誌・人名一覧・人名索引を収録
(5)『平家公達草紙』の下地『安元御賀記』翻刻を初紹介
■カバーイラスト:D・キッサン
感想・レビュー・書評
-
ずっと平家公達草紙の現代語訳が欲しかった(現代語訳は無理…orz)ので、すごく嬉しかった。原文や注釈、イラスト、現代語訳もたくさんあってわかりやすかった。平家物語での荒々しい描写は好きだけれど、それでも若い平家の公達にも華やかで平和で穏やかな時間が一瞬でも存在していたんだなぁ…と何となく嬉しい気分に。これが事実と言い切るものでもないけど。と思いつつも本の紹介が「二次創作の元祖」てのはなんとなく違う気がするし…最初の方、平家公達草紙とはなんぞやの章のフォントが読みにくくて…個人的に。読めて嬉しかった、でもなんとなくモヤモヤも残った。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マイナーそうなのにブックオフで見つけて驚いた一冊。今アニメとかもやってるのでタイムリーな本です。
内容は平家物語の登場人物が動き回るって感じで、意外と思ってたよりハッチャケてなかった。二次創作の元祖とか言ってるのでもっとファンサたっぷりなのかと思ってたら結構史実に忠実な面もあったりして、軽い歴史小説って感じでした。、、、当たり前か。