日本語教育における文法指導の現場から 照応・接続・文の成分間の関係性の諸相

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305708526

作品紹介・あらすじ

生の日本語にみられる、教材も見落としている文法事項とは。
日本語には、基本的・典型的な文法事項では説明できない用法が多く存在する。学習者が誤ってしまう、例外的な用法を探り、文中の要素や形式の間で機能している関係を手がかりに、潜んでいる文法を帰納的に解明する。
教育現場での難しくも微妙な問題に対する解答がここに。
【文の成分どうしの関係、節と節との関係、接続詞の前後の関係、照応関係、あるいは類義表現どうしの関係について、日本語学習者が一目見てすぐにわかるように、明快に示すことができたら便利だと思い考察を重ねてきた。……基本的な用法、典型的な用法を示したうえで、微妙なところ――直感では何か違いが感じられるものをどこまで正しく記述し整理して提示できるかが問われているのでもある。その必要にこたえるべく、本書の研究成果が今後の日本語教育における文法指導等に生かされれば幸いである。】……「おわりに」より

著者プロフィール

1955年福岡県生まれ。2002年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科比較文化学専攻博士課程修了。博士(人文科学)。獨協大学非常勤講師、国際交流基金日本語国際センター客員講師などを経て、2013年より松蔭大学コミュニケーション文化学部教授。
論文に、2017年3月「ト格の名詞がくわわる動詞との連語」(『鈴木泰先生古希記念論文集』国際連語論学会編、日本語文法研究会)、2017年3月「ト格の名詞と形容詞とのくみあわせ(連語論研究)」(『松蔭大学紀要』22号)など。

「2017年 『日本語教育における文法指導の現場から 照応・接続・文の成分間の関係性の諸相』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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