- Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
- / ISBN・EAN: 9784305709257
作品紹介・あらすじ
怪異界のベストセラー『日本現代怪異事典』待望の世界編!
スレンダーマン、サラエヴォの呪われた自動車、バズビーズチェア、モンスの天使、アナベル人形、ピー・ガスーなどの怪異から、ネッシー、オゴポゴ、ヴァンパイア・キャット、モンゴリアン・デスワームなど怪物まで。20世紀以降に世界各地で語られた怪異・怪物を800種類以上掲載。世界の怪異、決定版!
本文は、怪異・怪物を、アジア、オセアニア、北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、その他の地域ごとに50音順で紹介。
コラム、項目索引、怪異世界年表ほか、國學院大學 飯倉義之准教授、南台科技大学 伊藤龍平助理教授、横浜国立大学 一柳廣孝教授ら、怪異界の著名人3名から特別寄稿をいただく充実の内容。
中・高生から怪異好き社会人まで、幅広く楽しんで頂ける「読む」事典です。
【目 次】
はじめに
目次・凡例
●アジア
インド、インドネシア、カンボジア、タイ、台湾、中国、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー。モンゴル ほか
●オセアニア
オーストラリア、ニュージーランド
●北アメリカ
アメリカ、カナダ、メキシコ
●南アメリカ
アルゼンチン、コロンビア、チリ、バハマ、プエルトリコ、ブラジル。ペルー、ボリビアほか
●ヨーロッパ
アイスランド、アイルランド、イギリス、イタリア、ウクライナ、オーストリア、スイス、スウェーデン、スペイン、ドイツ、ポーランド、ハンガリー、フランス、ロシアほか
●アフリカ
アルジェリア、アンゴラ、ウガンダ、エジプト、コンゴ、セネガル、ソマリアほか
●その他
インターネット、世界各地、大西洋、南極ほか
●コラム
空想の生き物たち、心霊主義、未確認動物、クリーピーパスタ、ゴシック文学、トール・テール
●特別寄稿
怪異世界事典の歩き方―「どこか・かなた」の怪異・怪物と向き合うために―
國學院大學准教授 飯倉義之
傘をさす幽霊―台湾の怪談いま・むかし―
南台科技大学助理教授 伊藤龍平
転移する怪異―「こっくりさん」が呼び込むもの―
横浜国立大学教授 一柳廣孝
●索引
50音順・国別・ジャンル別(幽霊、妖怪・妖精、怪人、未確認動物、空想生物、ほら話、クリーピーパスタ、その他)
怪異世界年表
あとがき
参考資料
感想・レビュー・書評
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期待していた内容ではなかったというか、こうやって体系的にまとめる作業は大変だっただろうなとは思うけど、本の価格とは見合わないなというのが個人的な感想。
と言うのも、大半のUMAがレオーニ『平行植物』という著書や民間伝承(ほら話)で占められていたからだ。そのほかの幽霊等もある程度物好き(笑)なら聞いたことがあるものばかり。期待してた現代の都市伝説ジャンルについてはほとんどなく、参考文献も私が読んだことがあるものばかり(つまり知ってるもの)だったのだ。
これはべつに著者が悪いわけでは全くない。私が合わなかったというだけで。
見たことのない(当たり前だが)不気味な植物や奇妙な生物などに空想の翼を羽ばたかせられる人(SCPとかを楽しめる人ーこれには載ってませんが)には向いてるかもしれない。 -
ガイアスカタス(p63)
キャビット(p66)
死の椅子(p75)
ジャックオーランタン(p192)
ディアトロフ峠事件(p206)
手長のネリー(p208)
ビールろば(p226)
モルヒネ投与を見守る霊(p252)
教導霊(p284) -
世界中の幽霊、妖精、妖怪、UMA、怪談、都市伝説が集められていて、まさに事典と言った感じ。
怪異についての解説が述べられていて、世界の怪談の短編集みたいなものを想像していたので当てが外れた感はあるけど、情報量はすごい。
『ヒースロー空港の変質者の幽霊』には笑ってしまった。 -
「現代」とついているように20世紀以降の時代を舞台に語られた都市伝説や民話
幽霊や妖精、妖怪の話などを地域別、五十音順に記した事典。
未確認生物やインターネット上で語られる最近の怪談なども記載されている。
特に最近のネットミームであるポケモンに関する怖い話や、マインクラフトについての話は面白かった。
民明書房のように実在する体裁で書かれた架空の生物たちについても
書かれており、ゲロルフ・シュタイナー「鼻行類」やレオ・レオーニ「平行植物」などからの出典が目立つ。
これがアリなら、クトゥルフ神話で有名な神々も入れて欲しかったのが本音。
地域でかなり情報量や質に差があり、ヨーロッパはやたらと詳細な物語が書いてあるものが多いが、
中国やアジアについては少し寂しい気がする。中国とか台湾はもっと調べればたくさん出てきそうなので次回はアジアに限定した本も出して欲しい。
それでも、このように世界の怪奇話について読むことのできる(しかも辞典形式で)本は貴重なので、作者の朝里樹氏には感謝しかない。
令和の柳田國男と言っても過言ではないだろう。
読む順番が逆になったが同著者の「日本現代怪異辞典」も入手したので読むのが楽しみ。 -
ベリードアライヴ
・ポケモン赤・緑 シオンタウンの怪談について。
・ポケモンタワーの都市伝説的エピソード -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/745326
調べるというより読む事典。
聞いたことのない怪しげなものたくさん。
本当の話?ファンタジー?
表紙を見てビビッときた方はぜひご一読ください! -
朝里樹「現代怪異辞典」の世界版。こちらもいずれ、副読本出して欲しいですね、キリがないとは思いますが、手を出してしまった以上は、よろしくお願いします。
『秘密の動物誌』に紹介されている一連の怪異がいい。
この書籍は、「存在するとは写真に写るということである」という逆説を利用して未知の動物たちを紹介したというもの。
最近では、怪異や都市伝説を語る際にお馴染みの言葉となった「信じるか信じないかはあなた次第」に通じるものがあって好きです。
白か黒かでなくて、灰色。あやふやだからいいのですよ。オフホワイトのように少しでも正当化させようなんて要素を持たないグレー。
世界に存在する「あそび」の部分だと思っています怪異や都市伝説。
そういうものがないと、味気ないよね。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/745326
調べるというより読む事典!
聞いたことない怪しげなものたくさん。本当の話?ファンタジー?
表紙を見てビビッときた方はぜひご一読ください。 -
だめだこりゃ
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日本現代怪異事典に続き購入。参考文献が載っているのがとても良かった。
この人の本は、面白そうなんだけど、辞典的な内容で、その金額出して買うにはちょっとなぁーって、いう本が多いですよね。
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この人の本は、面白そうなんだけど、辞典的な内容で、その金額出して買うにはちょっとなぁーって、いう本が多いですよね。
読みたいのは「お話」なんだよ。「情報」じゃないんだよって言ったらいいのかな?w
お久しぶりです。こちらこそご無沙汰しました。
私はこの人の本はこれが初で、辞書的な内容だというのはわかっていたのでそれは...
お久しぶりです。こちらこそご無沙汰しました。
私はこの人の本はこれが初で、辞書的な内容だというのはわかっていたのでそれはいいんですけど、もう少し幅広い内容を期待してしまってました。でもここまでまとめるのも大変だっただろうとは思います。
合う、合わないってだけの問題でした〜(´ー`)