時間のデザイン: 16のキ-ワ-ドで読み解く時間と空間の可視化

  • 鹿島出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784306045880

作品紹介・あらすじ

古今東西のグラフィック、研究論文から可視化された「時間」のイメージを採集。くわえて杉浦康平から内藤廣、ホンマタカシまで、第一線で活躍するデザイナーらの「時間」への対峙とその表現を紹介する、濃密な一冊。<br>時間のデザイン(渡辺仁史)<br>瞬間(インタビュー:ホンマタカシ)<br>履歴(インタビュー:藤村龍至)<br>同時性(インタビュー:長坂常)<br>速度(インタビュー:廣村正彰)<br>一時的(インタビュー:猪熊純、山本陽一)<br>持続(インタビュー:秋田道夫)<br>遷移(インタビュー:内藤廣、宮城俊作)<br>進化(インタビュー:平田晃久)<br>シークエンス(インタビュー:中原慎一郎、石川初)<br>軌跡(インタビュー:中村拓志)<br>転換(インタビュー:リッキー・バーデット)<br>リズム(インタビュー:南後由和、白井宏昌)<br>蓄積(インタビュー:柳本浩市)<br>密度(インタビュー:石上純也)<br>予測(インタビュー:金田充弘)<br>歪める(インタビュー:杉浦康平)

感想・レビュー・書評

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  • 時間にまつわる16のキーワードを皮切りに、時間と空間の関係を視覚的に捉えるよう試みた本です。私も含め建築学生は即物的に空間を設計しがちだが、16の時間の概念を知ることで建築設計の幅が広がりました。キーワードごとに話が独立しているため、暇な時間に気になるキーワードの章からを見てみるといいかもしれません。私のお気に入りは第2章の「履歴」で、目に見えないものの履歴から今のものが形成しているということを学び、建築設計において表に出ることのないスタディはその履歴のひとつなのだと実感すると同時に、建築の良し悪しはその履歴にあるのだと思うことができました。各章は概要・表現、分析、デザインの3つのパートから構成されており、原理的なところから実践的なところまで理解することができます。第一線で活躍する建築家や写真家などのクリエイターによるデザインのパートも面白いですし、各章の初めの概要・表現のページも面白いです。(H)

  • 【要約】


    【ノート】

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784306045880

  • 16の指針を出している。写真、図、参考文献が貴重。 建築における時間の取り扱いが勉強になった。対称(symmetry)がないのは残念。可逆(reversible)か非可逆かのいずれかも。周波数(frequency)、位相(phase)があると波動が扱える。音楽、電気、ソフトウェアなど時間を設計する部門の知見も取り入れてもらえると嬉しいかも。シークエンス、リズムがカタカナ語なのが残念。時系列、調子では駄目だろうか。美学の問題かもしれない。

    参考文献
    スマートライフ
    空間、時間、建築1 ギーディオン
    時間のなかの建築 ムスタファヴィ
    時間の中の俊 リンチ
    時間の中の住まい 日本女子大
    いきられた家 多木
    対論 建築と時間
    建築図が語る空間と時間 加藤
    時を超えた建設の道 アレクサンダー
    時間都市 伊藤
    現代建築に関する16章

  • それぞれのキーワードのアナライズ(図等の表現)が面白い。買ってもいいかな。

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