建築家なしの建築 (SD選書 (184))

  • 鹿島出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784306051843

感想・レビュー・書評

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  • 西洋建築における柳宗悦、レヴィ=ストロース、という感じ。

  • 久しぶりのSD選書。
    僕らが習う建築の歴史なんて、
    取り分け西洋建築史は、
    ごくごく一部のセレブ気取りな人間たちの作品や、
    或いはそういった人間の研究結果にすぎない。
    と思う。
    それをあたかも建築の歴史の最も重要な知識として
    習得を余儀なくされるが、
    世の中には他にも、今となっては原始的だけど、
    魅力的な建築やまちは沢山存在する。
    そんな部分を紹介した本。

  • 読むたびにわくわくする一冊。迷ったり悩んだりした時に読みたいですね。
    人類の繁栄の原因。それは、場所を選ばずどこにでも住居をつくれることではないでしょうか。
    切り立つ崖、水上、木の中、巨大な岩の中、砂漠・・・

    それら過酷な環境と融合した機能美は、見る者を驚嘆させ啓示を与えてくれます。

  • 大学の時代読んでなかったので、社会人になって読んでみた。

    モノクロ写真と文字が半々くらいでとても読みやすかった。
    たしかに大学時代に読んでいれば、造形や建築設計のエッセンスのヒントが散らばっていて、思考を始める上でのきっかけになるだろう。

    「建築家なしの建築」という名前の通り、有名建築家が手がける建築ではないものがこの世の中にありふれている。
    そこには、有名建築家のような深い考えや凝った趣向はないかもしれないが、一つ一つにランドスケープや地域特性などが反映されたものがある。
    地域・材料・構造・ライフスタイルなど、どれを一つとっても数え切れないほどの可能性があり、建築の根本とも言える部分に疑問を持てる内容であった。
    アーケードの衰退、円形劇場の階段の中間領域の写真は、私の中での建築の可能性のエッセンスをもらえた気がした。

  • その土地で
    その風俗が
    活きていた時代の建築群

  • 建築を学ぶにあたって必読本にあげられる名著かと思います。世界中の”建築家が手がけず”に自然発生したとも言える建築・都市について取り上げて、その美しさと機能性を礼賛し、その当時の特権階級のために作る綺麗な建築を批判的に執筆している内容です。書かれたのは1964年ごろですが、現代の建築論議においても十分に有効な内容かと思います。建築を学ぶ目的でなくとも良質な旅行本としての活用できるのではないでしょうか。

  • 地位や名声などに縛られることない工匠によって建てられた世界中の原始的な建築が紹介され、興味を惹かれた。

    私がとりわけ関心を抱いたものは二つあり、一つは中国の洛陽の地下村落。そこは、地表を屋根に用いて、人々はくりぬいた地面の中で暮らしている。耐力性にも快適性にも優れていそうであった。
    もう一つは、ホレオというスペインのガリシア地方のトウモロコシ貯蔵庫である。日本の高床式倉庫と、石造という点以外は機能も形態もほぼ同じで、のちの宗教建築の原型となったという点でもつながるものがあり、驚いた。

  • 請求記号 520.2/R 82

  • ヴァナキュラーな建築の事例が多数とりあげられている。
    想像上のもののように思えるようなもよもあり、衝撃を感じた。
    B.ルドルフスキーのコメントは短く端的で、それぞれについて深く知ることはできないが、きっかけとして系統的に見るにはふさわしい本だった。

  • 白黒写真でよく分からないところもあるけど、衝撃的だった。
    世界の急速な標準化の中で、今残っているのはどのくらいなのだろう。

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