空間へ: 根源へと遡行する思考

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  • 鹿島出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784306093485

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  • 空間へ―根源へと遡行する思考
    (和書)2010年01月18日 15:49
    1997 鹿島出版会 磯崎 新


    建築と前衛芸術との融合がどのような認識によって生まれるのか綴られていてなかなか刺激的で良かった。建築というとなんだか芸術というより機能的な道具のようにも感じるし、その辺りを芸術とするのに何が有益であるかが書かれていてとても参考になった。

  • 哲学的である。もっと迷ったときによもう。

  • 世界的な建築家である磯崎新が1960年代に認めた論文や随筆を収録した作品集。
    「都市破壊業KK」と題されたいささか挑発的な随筆に始まる本書は、通読することで「プロセス・プランニング」論をはじめとする磯崎の初期作品に通奏低音として流れる思想を読み取ることができます。

    論理よりもむしろ感性にまかせて書連ねた散文的な文章が大半であるため、必ずしも読みやすい本ではないかもしれません。ですがそのことは本書の価値を損なうものではないでしょう。肩の力を抜き、一頁一頁手触りを確かめるように読み進めることで、若き建築家の熱意あふれる思想の片鱗を垣間見ることができるかもしれません。

  • 『プロセス・プランニング』だけよみました。

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著者プロフィール

磯崎新(いそざき・あらた) 1931年生まれ(85歳)。建築家。代表作「つくばセンタービル」でポストモダン建築の旗手と目された。1996年ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展金獅子賞受賞。

「2017年 『空間へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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