サラダ記念日―俵万智歌集

著者 :
  • 河出書房新社
3.79
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本棚登録 : 619
レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309004709

作品紹介・あらすじ

万葉集もなんのその、与謝野晶子以来の大型新人類歌人誕生。

感想・レビュー・書評

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  • 7月6日に思い出し、初版と同じ表紙で出された新装版を購入。魂のこもった歌がこれだけ詰まっているのに、たったの1000円。

    恋と青春の感情をそのままナイフで切り出したみたいに、感情がみずみずしく新鮮に輝いていた。手にとってパラパラと見るだけで、心の底から静かなワクワクが溢れ出した。本当にいい作品に出会ったときだけに味わえる喜びに満たされ、しばらくの間本を抱きしめてゴロンゴロンしてしまった。

    以前から、有名な作品は何首か知っていたけれど、一首ごとに取り出して読むよりも、章ごとにストーリーのようになっているので、歌集を丸ごと楽しむ方が断然良いということが分かった。

    発売から30年たっても、変わらず売れ続けている普遍性。俵万智という歌人が自分と同じ時代に生きていることに喜びを感じた。

  • 時代は少し経過していますが、心の感情はいつの時代も変わらないのだなと感じさせてくれる本です。
    背伸びをせず、等身大での言葉にとても心を打たれます。

  • 二十歳の終わりから,二十四歳までの歌をおさめた,俵万智さんの第一歌集。

    有名なサラダ記念日の歌や,

    〈君のため空白なりし手帳にも予定を入れぬ鉛筆書きで〉

    といった,初々しくて甘酸っぱい,若い女性の共感を集めそうな歌が多く見受けられた。

    「表現手段として,私は歌を選んでいる。惚れてしまったのだ,三十一文字に」

    十分な余白をあけて並べられた歌からは,俵さんの歌に対する愛が伝わってくる。

    〈今我を待たせてしまっている君の胸の痛みを思って待とう〉

    もし現実世界にこんな可憐な女性が存在していたら,たぶん,惚れてしまうだろうな。

  • 『サラダ記念日』再読。

    気に入った歌に付箋をつけたら改めて自分の心を覗き見るようで恥ずかしくなった。
    日常の一つ一つが丁寧に織り込まれていて「確かに」と納得する。
    それに歌と自分の距離感が近いのは俵万智のなせる業かと思う。

  • 若造は「カンチューハイ2本」の句が好きです。

    ◆この本への思い入れはこちら
    http://wakewaka.ti-da.net/e2517063.html

    ◆俵まちさん関連のプチ自慢はこちら
    http://wakewaka.ti-da.net/e2518669.html

  • 30年ぶりに読み返したけど、やっぱりいいね。携帯電話がなかったあの日に帰りたい。あの時代に生きた人にしかわからないかな。

    こういう本が何百年後かに万葉集みたいに、あの時代の人の生きざまを伝える古典になっていくのかな。

  • 17/10/01 (67)
    『会うまでの時間』を読んだのでこれで俵さんは二冊目。ふっきれたと思っていたけど読んだらまた切なさがちくちくしてきちゃう歌があったり。きゅん。

    ・一年は短いけれど一日は長いと思っている誕生日(P15)

    ・地下鉄の出口に立ちて今我を迎える人のなきことふいに(P117)

  • キュンとなる。

  • 2017年01月25日曜読了。

    この味が いいねと君が 言ったから 七月六日は サラダ記念日

    一年は 短いけれど 一日は 長いと思って いる誕生日

    手紙には 愛あふれたり その愛は 消印の日の そのときの愛

    四つ目の 誘い断る 日曜に なんにもしたい 私の時間

    青春と いう字を書いて 横線の 多いことのみ なぜか気になる

    会うまでの 時間たっぷり 浴びたくて 各駅停車で 新宿に行く

    五分間 テレビ出演 する我の ために買われし ビデオ一式

    さくらさくら さくら咲き初め 咲き終り なにもなかった ような公園

    金曜の 六時に君と 会うために 始まっている 月曜の朝

    色褪せない万智さんの作品たち...

  •  
    ── 俵 万智《サラダ記念日 19870508 河出書房新社》第一歌集
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4309004709
     
    ♪「『この味がいいね』と 君が言ったから七月六日はサラダ記念日」
    ♀俵 万智      歌人 19621231 大阪 /
    ────────────────────────────────
    ♀山尾 志桜里 民進党議員 19740724 仙台 /20160327 政調会長
    /20160229 国会質問 20161201 授賞式
     |
    『この句がいいね』と君が言ったから二月十五日は「日本死ね」記念日。
    ♪匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね』が新語流行語大賞の部門賞
    http://anond.hatelabo.jp/20160215171759
     
    20161210 俵 万智氏が Twitter上で「日本死ね」を選考した件に言及。
    20161201 に発表された「2016ユーキャン新語・流行語大賞」で トップ
    テンに「保育園落ちた日本死ね」が選ばれた件が物議を呼んだ。
     なかには審査員を務めた俵氏に「俵万智さんが選んだとは思いたくない」
    などと、失望する意見も寄せられているようだ。
    http://hayabusa8.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1481425511/-100
     
    (20161211)
     

    • adlibさん
      (いまどきの)現代人は、長文を理解できず、一行だけ読みかじって、
      好き嫌いを決め、「いいね」マークが多ければ、支持されたことになる。
      ♪...
      (いまどきの)現代人は、長文を理解できず、一行だけ読みかじって、
      好き嫌いを決め、「いいね」マークが多ければ、支持されたことになる。
      ♪「『このサラダいいね』と 君が言ったから七月六日はイイネ記念日」
      http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4309004709
       
       記念日鬱病
      https://tx696ditjpdl.blog.fc2.com/?q=%E8%A8%98%E5%BF%B5%E6%97%A5%E9%AC%B1%E7%97%85
      2020/01/13
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著者プロフィール

俵万智(たわら まち)
1962年大阪府生まれの歌人。同四條畷市、福井県武生市で育ち、福井県立藤島高等学校を経て早稲田大学第一文学部に入学。
1986年『八月の朝』で角川短歌賞受賞。1987年『サラダ記念日』を刊行し、空前の大ヒットとなる。他の歌集に『かぜのてのひら』『チョコレート革命』『プーさんの鼻』『オレがマリオ』など。他の著作に『愛する源氏物語』『俵万智訳 みだれ髪』など。2018年に『牧水の恋』を刊行。

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