- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309005454
作品紹介・あらすじ
夜の学校に現れた迷いの園、中庭の噴水で季節がすれ違う時、秋の使者が運んできた。群青天鵞絨色のメルヘン。第25回文芸賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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かなり昔「魚たちの離宮」を読んで、その耽美的な世界に魅了され、でもなかなか次の作品に手が出ず、今回が長野作品二作目。宮沢賢治「銀河鉄道の夜」を彷彿させる様子に、久しぶりに純文学小説を読んだ気分に浸れた。
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勧められて読んでみた。不思議な世界観。ちょっと現代版宮沢賢治の世界といった感じ。
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2019.10.15 再読
夏の終わりはどこか物悲しい。
少年達は自己を見つめ、また成長する。 -
再・・・・読。卵のイメージ強くて、イースターの時期の話かと思い違いをしてました。って、何回目の再読で気付くんだよ。何度読んでも美しくて繊細な物語へ誘ってくれます。
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現実と夢の狭間に迷い込んだような、不思議でとても幻想的なお話。
夜の空気感や匂い、静けさが伝わってきます。
時代や国など細かな説明がなく、話は進んでいきます。
けれど、そのことで登場人物たちの姿が読者の中で自由に膨らんでいき、その結果読者ひとりひとりの物語になっていくのだと思いました。
月の出ている夜、窓辺で夜風を感じながら読みたい一冊。幻想的な一夜を過ごしたい日におすすめです。 -
文章も幻想的で独特で不思議。
綺麗な世界観。
雰囲気に酔うのを楽しむ本。 -
再読。教師の怖さがいい。
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読後、次回作が待ち遠しかった記憶がある。
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単調ゆえに難しい。。この年でもまだ分からないのか。。。