- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309006628
作品紹介・あらすじ
第105回直木賞受賞。
感想・レビュー・書評
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「階段途中のビッグノイズ」を読んでいて、軽音楽部バンド小説といえば、アレがあったよなあと思いだしたのがこれ、「青春デンデケデケデケ」。本棚から探し出して奥付を見たら、1991年刊行となっている。なんとまあ、もう20年以上たつのか。
やっぱり面白い。明るく痛快で、笑えて、ちょっとしんみりして、陽性の青春小説としては完璧じゃないかとまで思う。以前読んだとき、てっきり作者自身の経験をストレートに書いてるんだと思ったら、モデルはあるが自分ではないと作者が語っているのを目にして、意外な気がした。実に等身大の感じがある。私より少し上の団塊の世代で、地方出身の方は特に、かつての高校生の姿がまざまざとよみがえる思いがするのではないだろうか。
実は作者は「こういう学校生活が送れたら良かったなあ」と思ってこれを書いたそうだ。なるほどなあ、そう思って読むとなおさら、田舎の高校生たちの姿が生き生きと胸に迫ってくるようだ。讃岐弁がキュート。特に女の子の言葉遣いや行動に、ああ、以前の高校生ってこうだったなあと思って、懐かしかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015年9月20日に開催された第1回ビブリオバトル全国大会inいこまで発表された本です。予選A会場発表本。
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典型的な青春ドラマ。瀬戸内エリアが舞台っていうのも好感が持てるんだよな。
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名作!読め!ただ、芦原すなおは、これで全てを晒したかも、今後に同情。
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タイトルだけ知っていた作品です。直木賞受賞したんですね。借りるまで知らなかった…。
とりあえず面白かったです。最初の夢の話は何だろう?と思いましたがそこからの怒涛の展開があれよあれよと言う感じで一気に読み終えてしまいました。正統派青春小説といったところでしょうか。
それに香川が舞台で讃岐弁がまた効いております。この言葉で主人公達の存在感がグンと増しているしさらに親近感がわきますね。
そしてこっぱずかしい自分の中学・高校時代のエピソードなんぞもほんわり思い出したりしました。まあ今も好き勝手やっているので青春と言えば青春なのかもしれませんが。(もう青くはなさそうだが)
何年も会わなくても親友だ、と言うセリフが非常に男の子らしくて良いなあと思いました。でも自分も昔似たようなセリフをほざいた気がしなくも無いあたりやっぱり青春時代はこっぱずかしいですね。
登場人物がみな良い人で素直に楽しめました。面白かったです。 -
一度聞いたら忘れられない題名。高校時代におすすめ図書としてあげられていた記憶がありますが、当時は食指が動きませんでした。今読んでみて、なぜ高校生にお勧めなのかがよくわかりました。
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臼杵などを舞台とした作品です。
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直木賞 初版
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The青春。