香山リカのきょうの不健康

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309010748

感想・レビュー・書評

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  • 確かにミュージシャンって、神経症気味の人が多いように思うけど実際どういう風に病気とつきあってるものなの?っていう本。だけどあんまり神経症的な部分を自分のナルシスなところに使ってる人は3人の中にはいなくてむしろ「いやあ、なんだかなあ、こんなことになっちゃって」という感じのスタンスだったところがよかったです。
    大槻ケンヂの話がやっぱりおもしろいのは贔屓目なのだろうか。。

  • どちらかというと香山リカは、ライブでファンからキャーキャー騒がれる自分と素の自分の差への悩みや“病んでいる”ことと創作の関係などの「アーティストが神経症であること」について聞きたがっていたようだけど、3人とも神経症の原因に自分がアーティストだからという要因はあまり考えていないようにみえた(もちろん多少は関係していたけれど)。

    私も勝手に「アーティストなんだからすごいストレスがかかって、すごいことになっちゃうんだろうなー」と思っていたので、読んでみると「あれっ普通の神経症じゃん」という感じ。
    一般人の生活とアーティストとして生きることは神経症についてはそんなに差がないことなんだろうか。それとも本人たちが当たり前だと思って意識していないだけで職業病っぽい部分はあるんだろうか。

    ただそのおかげで一般の人にも神経症がどういうものかが分かりやすいし、何らかの悩みを抱えている人にとっては励まされる本になっているんじゃないかと思う。

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著者プロフィール

たくましいリベラルとして、右傾化する政治状況から現代社会の病理まで、メスをふるう行動派知識人。1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部教授。『若者の法則』『ぷちナショナリズム症候群 若者たちのニッポン主義』『生きてるだけでいいんです。』『弱者はもう救われないのか』『「悩み」の正体』『リベラルじゃダメですか?』ほか、著書多数。

「2017年 『憲法の裏側 明日の日本は……』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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