大つごもり 他 (現代語訳樋口一葉)

  • 河出書房新社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (100ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309011325

作品紹介・あらすじ

父がわりの伯父が病いと貧しさにあえいでいることに、お峰は心を痛めていた。お晦日、伯父に頼まれてケチな女主人に約束した筈の二円の借金をことわられ途方にくれるお峰。「ごめんなさい、このお金盗ませて下さい」ついにお峰は引き出しの札束から二枚をひきぬいた。お峰はどうなる?-代表作のひとつ「大つごもり」と美貌の人妻をおそうこのせの酷さをえがく「われから」を、一葉に魅いられた島田雅彦が大胆不敵に現代語訳。

感想・レビュー・書評

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  • 日経新聞朝刊で連載されている小説の主人公の愛読書が樋口一葉だったので、なんとなく一葉の小説を読みたいなあと思っていたら見つけました!
    「没後百年記念 現代語訳・樋口一葉全五巻」
    こんなの出てたんですねえ~
    その中の四巻が私の好きな島田雅彦さんが訳を担当されていたので、この大つごもりを読むことにしました。

    もともとあらすじは知っていたのでなんとなく読んだ気になっていたけど、やっぱりちゃんと読むと違います。
    今までのなんてことない話だなあという印象が一変。派手な結末があるわけではないけれど、どうにか、やっと、なんとか大つごもり(大晦日)を乗り切ることが出来て、ほーっとする一瞬がよかった。

    たけくらべもね、ガラスの仮面を読んであらすじを知ってるだけで(演劇の題材になってたの。マヤとあゆみさんのダブル対決!だったと思う・・・)実際には読んだことがなかったので、こちらも今度読んでみたいと思いまーす。ちなみに訳は松浦理英子さん。

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著者プロフィール

1872年、東京に生まれる。本名なつ。92年、20歳で小説『闇桜』を発表。以降、96年に24歳で
亡くなるまで、『大つごもり』『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』などの名作を書いた。

「2016年 『漫画版【文語】たけくらべ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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