- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309012278
感想・レビュー・書評
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新世界seriesを全て読み終わった後は、全てが一瞬で自分の目の前から消えてしまったような虚しくて寂しい気持ちになった。
眠りに落ちるたびに記憶は現在と過去(?)を交叉して、場所や時間も著しく変わっていく。最終巻では物語が一気に終結へと向かうため、場面も目まぐるしく変わる。薄暗い路地裏や真っ黒な室内と沙の海とマンダリンの燃えるような橙色の対比が印象深い。
結局、身勝手な大人たちに振り回されて躰も精神も蝕まれ続けたシュイやイオたちがとても可哀想に思えて仕方がない。特に、ジャウは自分の命を投げ出してまでもシュイを助け出そうとしていたんじゃないだろうかと考えると悲しくなる…。
「ぼくはいつから独りなんだろう。」
誰もいなくなってしまった世界で、人々の記憶は次の世代へも受け継がれていくのだろうか…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ええええー!
関係者みんな死んじゃうの~?
イオとシュイの記憶が、ますますこんがらがって、人種・性別の設定も優劣があったりとややこしくて、でもだんだんとピースがつながる感じ。
シュイの父が鬼だわ。シュイのソレンセンへの気持ち、イオのシュイへの気持ちが痛ましい。
体のパーツをやり取りしたり、そのために育てている子もいたり、生命の重さが軽い軽い。
移植社会が進みすぎたらこうなるのか。
最後の赤ちゃんの存在が唯一の救い。 -
なんとも…やおいでした…
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残酷で美しい、という言葉が似合う作品だった
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シュイは救われたのかな。
今をもってしてもまったくわからない。 -
…夏海、…夏海、…夏海
…ぼくはいつからひとりなんだろう -
H市図書館
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これで最後。
最後はホント切なくなった。このシリーズは難しいけどすごくいいと思う。