本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784309012339
みんなの感想まとめ
孤独や邂逅をテーマにした作品は、登場人物たちの微妙な感情や関係性を巧みに描写しています。特に表題作や併録の「屋上」では、音や動きが生き生きと感じられ、読者をその世界に引き込む力があります。孤独感が漂う...
感想・レビュー・書評
-
パルコ劇場で舞台化されたので読んでみることに。大好きな女優の原田美枝子さんが出ていたからと理由だけなのだが。二編作品が収録されているが、登場人物の心情や情景描写に入り込めなかった。こんな人たち、こんな心情あるのかなぁと対岸の向こうの世界を覗いて終わった感じだった。藤沢周さんの作品はちょっと僕には楽しめないかなぁと率直に感じた。多分、相性ってことかな。ブグログやっていたことすっかり忘れていた。半年ぶりか。あっという間に時間が過ぎていくなあ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
派手な展開はないけれど、不思議と余韻が残る。
-
ふむ
-
芥川賞受賞作とのことですが、登場人物に感情移入できるような魅力もなく、あっと驚くような展開もなく、読後に余韻も残らずで、私には向いていなかった。
-
それぞれの日常と非日常。
その間で揺れる意識と無意識 -
【ブエノスアイレス午前零時】
自分の人格が変わる瞬間・時間軸は誰にだってあるんじゃないかな。痴呆だろうが青年だろうが。
そして、強烈に覚えているものは、どんな状態になろうとも、覚えているものだ。
情景が浮かぶ文章。心情が懐かしさを呼び起こす文章。
場所と時間、誰にだって胸によぎる出来事はあるだろう。
【屋上】
なにかに自分を重ねてしまうのは知能が発達してるからかな。
それが人間。
そこになにが映っているか、なにを垂れ流しているか、なにを鼓膜に響かせているか、なにが胸奥に去来してるのか。
多分こいつは死ぬ。 -
芥川賞受賞作なので読んでみた。
この作家のものは初めて。
表題作も良かったけど、併録されている「屋上」がなんか好きやと思った。
孤独感の表し方?
登場人物は少なからず出て来るし、孤独を感じさせる描写が無いのに、最後まで孤独だった。
あと人物描写(特に厭な人間に対して)が上手いと思った。 -
本当に申し訳ないが、実は藤沢周平さんと思い、『こんな洒落たタイトルの本も書いてるんだ…』なんて思いながら手に取った。
『ブエノスアイレス午前零時』ままならない者どうしの一瞬の邂逅では、音が、動きが、見えたような気がした。
他作も読んでみたいと思った。 -
なんじや
-
-
雰囲気を楽しむものかな、と思った。ひなびた旅館で、老女と踊る。そこだけ赤い色がついてる絵。痴呆と白痴。男性の方は、昔良く見た男性の理想とする男性みたい。屋上も同じく、昔よくあった屋上遊園の話だね。もういまは殆ど見ないけど、ちょっと懐かしかった。
-
分かるけど、僕にはあまり感じられませんでした、この空気感。言葉のひとつひとつで表現したいということは分かるけど、それがうまく入ってこない。表現しようとしている世界観は独特。でもそれがうまくいっているかというと、なんかびびっと来なかった。非常によくまとまってはいるが…例えや描写が効果的だと思えないが、それが新しい表現の模索なのか、僕には少し陳腐に思えてしまいました。
屋上の方がよかった。日常をマシに、日常を愛する、少し嘘くさく陳腐な男だが、そのための彼なりの努力ということで認めよう。しかしコイツの感覚はよくわからん。分かるのもある、ハッとすることもある、がしかし基本的にぴんとこないから楽しめない。 -
ブエノスアイレスという名前がタイトルにあるにもかかわらず、ほとんどの舞台は新潟のさびれた旅館。
主に登場するのはこの旅館に勤める青年カザマと周りから迷惑がられている老婆ミツコ。
この旅館で行われるダンスパーティでミツコが語るブエノスアイレスの日々に、カザマは引き込まれて行く。
ミツコのことをみんなが耄碌した老婆と蔑んでみるのですがカザマはそうは感じていない。
そして読んでいる側もそう感じない。うっとりと語るミツコは何だか妖艶で魅力的、カザマとのダンスシーンはまるで少女のようであった。 -
場末の温泉旅館にブエノスアイレスの雪が舞う
う~ん、何か判らない。その上何か空気が重い。 -
2014年3月7日、読了。
-
久しぶりに、こんな真っ当な、真面目な、現代文学を読みました。(世の中にそういう文学がないというのではなくて、単に私の趣味です)
面白い!
読み終わったあと、思わず構造主義とか記号論とか、シニフィアンとシニフィエとか、そういうものを再度勉強したくなりました。
本当に、教科書に載せられるくらいの、完成された小説だと思います。
正直、小川洋子まで行くと私には難しすぎることがあるのですが(ブラフマンの埋葬は、未だに解読できていません…)、この小説の場合はテーマが身近であるのもあって、最初から最後まで楽しく、文章や言葉を解体して再構築する楽しみがありました。
逆に言うと、そういう楽しみ方をする方以外には、ぼんやりとした「なぜそうなる?」な小説かもしれません。
テーマも、個人的にはすごく共感できるものでした。
というか、28歳の今読めて、タイミング的にもラッキーだったのかもしれません。だってまさに、表面が黒くなり始めた半熟の温泉卵、なう。 -
3/22読了。地味な上に難解
-
藤沢周で最初に手に取った一冊。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
藤沢周の作品
本棚登録 :
感想 :
