チョコレート語訳 みだれ髪〈2〉

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 63
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309012452

作品紹介・あらすじ

より官能的で宿命的な恋の闇深まる「はたち妻」「舞姫」「春思」を、俵万智が思いを重ねて、大胆に甦らせる、チョコレート語訳完結篇。

感想・レビュー・書評

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  • 晶子の「恋」は生涯「愛」に変わらなかった。出逢ってしまった時から彼女にはそれがわかっていたのだろう。駆け引きなく、常に全力で真正面から想いをぶつける激流のような彼女を受け入れることのできた鉄幹という人もまたさすがだと思う。

  • (2003.07.05読了)(2003.05.05購入)
    (「MARC」データベースより)amazon
    与謝野晶子の「みだれ髪」を俵万智が思いを重ねて独自の"チョコレート語訳"で大胆かつ官能的に甦らせる。「はたち妻」「舞姫」「春思」の三作品を収めた完結編。

    ☆関連図書(既読)
    「みだれ髪 チョコレート語訳」与謝野晶子著・俵万智訳、河出書房新社、1998.07.06

  • 不倫の末結ばれ十二人(!)の子の母となり夫の死後も熱い歌を詠んだ与謝野晶子はまったくすごい(鉄幹の気の多さも)

  • 読んで大満足!
    与謝野晶子と俵万智の組み合わせは最高です。

  • たとえば、舞姫の気持ちを代弁した晶子の歌「まこと人を打たれむものかふりあげし袂このまま夜なに舞はむ」のチョコレート語訳は「振り上げた手だけど君を打てなくてリクエストしてこのまま舞うわ」である。
    チョコレート語訳では舞姫の悲しさや愛しさを伝え、読者はそれを現代の感覚で受け入れ、当時を想うことができる。

    100年前に少女たちが心を躍らせ、親たちが眉をひそめたその気持ちを、現代によみがえらせるための上質な触媒となっているのが、俵万智の「チョコレート語訳」だと思う。
    当時の感覚をありのままに伝えるのではなく、与謝野晶子の歌を読者が受容する方法までも現代的に翻訳し、その「受容の翻訳」という行為自体が俵万智の作品になっているのではないかと感じた。

  • 与謝野晶子と俵万智の情熱が詰まっている。
    与謝野晶子と鉄幹のことをもっと知りたくなった。

  • 2009/03/29

  • 手元においておいて、読みたいときにいつでも開きたいなと思える本。これだけの短い歌に、これだけの想いを込めるなんて、やはり凡人には到底できない。字数に制限があるからこそ、一つ一つの言葉がすごい力を持って迫ってくる。

  • 万智さんに出会って、
    日本語とリズムの美しさを知った。
    ただの古典国語作品と思っていたものが
    芸術作品として届いた気がする。
    女の人は、いつの時代も強く美しい。

  • バレンタインデーにちなんで、読んでみました。
    面白かったのは、

    三たび四たび歌わせられる「京の四季」
    うんざりしちゃうわこのオヤジには

    元)
    三たび四たびおなじしらべの京の四季
    おとどの君をつらしと思いぬ

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著者プロフィール

俵万智(たわら まち)
1962年大阪府生まれの歌人。同四條畷市、福井県武生市で育ち、福井県立藤島高等学校を経て早稲田大学第一文学部に入学。
1986年『八月の朝』で角川短歌賞受賞。1987年『サラダ記念日』を刊行し、空前の大ヒットとなる。他の歌集に『かぜのてのひら』『チョコレート革命』『プーさんの鼻』『オレがマリオ』など。他の著作に『愛する源氏物語』『俵万智訳 みだれ髪』など。2018年に『牧水の恋』を刊行。

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