サクセスの秘密: 中原昌也対談集

著者 : 中原昌也

• 河出書房新社 (2001年2月1日発売)

作品紹介・あらすじ

これであなたも大金持ち!21世紀を奇蹟に変える時代の寵児・中原昌也と14人がはじめてあかす成功秘話。

感想・レビュー・書評

[古泉智浩さんの感想 · 2023年9月2日]

　出た当時買って途中まで読んでそれっきりだったのがずっと心に残っていて、改めて最初から読んだ。すると、当時はさっぱり分からなかった固有名詞などが普通に分かる。実際ファスベンダーはちょっとしか見てないけど、全く知らないよりは会話について行ける。その上、安くなっていたのでジョセル・ロージーのボックスDVDを注文した。

　目上の人との対談では折り目正しいのだけど、小山田圭吾など同世代の人とはお互いイキり上がっていて読むのがつらい。しかし、当時はそんな会話をかっこいいと思っていた。

　90年代のカルチャーを振り返っていて、今更そんなのを読んでも仕方がないと思われるかもしれないが、90年代カルチャーが大好きなのですごく楽しい。

　次は中原さんの読んでない小説を読もう。

[中目黒鮫太郎さんの感想 · 2015年12月1日]

２０００年代なんかついこの前だと思ってたのに、なんだか遠くなってしまった。としみじみ

[5672さんの感想 · 2011年7月29日]

2011/07/25　南越まんだらけ　￥100

[もりさんの感想 · 2010年1月12日]

2010/1/11購入
2013/11/11読了

[もぬさんの感想 · 2009年12月10日]

なんつーふざけたタイトルなんだ！そんな遊び心のある中原さんが好きだ。
いろんな人と対談しているけれど基本的にテーマのないフリートークなので、無責任というか投げっ放しで面白い。
高橋ヨシキさんによる装丁もカッコいい。

著者プロフィール

《Hair Stylistics/中原昌也》
1970年6月4日東京都生まれ。
1988年頃よりＭＴＲやサンプラーを用いて音楽制作を開始。
1990年、アメリカのインディペンデントレーベルから「暴力温泉芸者＝Violent Onsen Geisha」名義でスプリットＬＰをリリース、ソニック・ユース、ベック、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンらの来日公演でオープニング・アクトに指名され、
1995年のアメリカ・ツアーを始め海外公演を重ねるなど、国外での評価も高い。
1997年からユニット名を「Hair Stylistics」に改める。

音楽活動と並行して文筆活動も多数。
1998年に初の短篇小説集『マリ＆フィフィの虐殺ソングブック』（河出書房新社）を発表した後、
2001年に『あらゆる場所に花束が……』（新潮社）で三島由紀夫賞、
2006年に『名もなき孤児たちの墓』（新潮社）で野間文芸新人賞、
2008年に『中原昌也作業日誌 2004→2007』（boid）でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。

「2018年 『"Hair Stylistics CD-R Cover Art Works" BOOK WITH CD "BEST!"』 で使われていた紹介文から引用しています。」