- Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309014098
作品紹介・あらすじ
呼吸しつづけることだけを自らに課し、川藻のように揺れていた留学時代。皇帝のあとを追って、ものうい廃墟の時間をさまよった晩年の日々。須賀敦子の最初のローマと最後のローマをたどる、大竹昭子の旅最終編。
感想・レビュー・書評
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須賀敦子さんより21歳若い大竹昭子さんが、須賀さんの作品を元にミラノ、ヴェネツィアに続いてローマを訪れたときのエッセイ。
写真撮影も彼女によるもの。
私が今年何冊か読んだ須賀さんのエッセイ、それについての大竹さんによる解釈も面白い。
大竹さんは生前の須賀さんにインタビューされていてそのときのことも書かれています。
須賀さんのファンにお勧め。そしてローマファンにも。 -
イタリアでの須賀敦子の足跡を訪ねる旅のエッセイ三部作の掉尾を飾る一冊。
もう一度ローマを訪ねる機会があれば、ぜひ早朝にアヴェンティーノの丘からサン・ピエトロ寺院を眺め、サンタンジェロ城の階段を登ってみたい。
ヴェネツィア編もそうだったが、このシリーズを読むと、いかにもその都市が親しい存在に感じられるようになる。とても不思議だ。 -
ガイドブックよりは役に立つ
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p38まで読んだ。