海峡を渡るバイオリン

  • 河出書房新社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309014944

作品紹介・あらすじ

世界でたったの5人だけ。ひたすらバイオリン製作に励んだ在日韓国人が、世界に冠たる"無監査マスターメーカー"になり故郷へ錦を飾る。哀惜のドキュメント。

感想・レビュー・書評

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  • 在日朝鮮人として日本で生き、ヴァイオリン製作者として精進してきた著者の自叙伝。感動の著作。

  • すばらしい!伝記・歴史書・政治・文化!!全てが詰まった本だ!!!

  • 東洋のストラディバリウスの異名を持つ陣昌鉉 氏の幼少期から現在にいたるまでの歩んだ道が色々と紹介されている。
    この本には,たくさんの大切なものが詰まっている。
    親が子供を想う気持ち,子が親を想う気持ち,数々の苦労,理不尽な差別体験…
    きっと1冊の本ではとても収まりきらなかったはず。

    読みながら思わず涙する場面が。
    たった半世紀ほどで時代は,うんと変わってしまったが,それでも変わらず存在し続けなければならないこと・ものを,この本が示してくれていると思う。

  • 在日朝鮮人の苦悩と、日本と韓国・朝鮮の近代史、そして一人の若者の強い心を全て学べます。
    ホームレス中学生とどっちが貧乏?ってくらいすさまじい経験をされています。

  • 波乱万丈の人生
    自分だったら、、、と思うと絶対真似できない。
    どんな差別や逆境にあっても、後ろ向きにならないところがすごい。本当に心が強い人だと思う。

  • 言葉には出来ないほどの困難があったにも係わらず、志を曲げずにヴァイオリン製作し続けた陳さんのヴァイオリンにかける情熱と直向さに大変心を打たれました。クラシックが好きな方もそうでない方も是非一読して下さい!

  • 12/1〜7 読了 

  • 在日韓国人の陳さんがどういう思いで日本に来たか、日本の中でどういう仕事につくか悩みながらいつも頭の片隅にあるバイオリン作りをはじめる。物造りにこだわる激しさどうりょくをいとわない、研究心物を造りだすとはな、こういうことなのか?バイオリンを演奏する人の心理描写は描かれるが、造りだす人の本は、少ないと思う。

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