鬼族

著者 : 鐸木能光
  • 河出書房新社 (2003年1月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309015194

作品紹介・あらすじ

青森県岩木山周辺で起きたアベック暴行殺人事件。襲われた女性は惚けたように「おに…」という言葉を繰り返した。やがて事件は衝撃的な事実を次々に呼び起こす。「鬼の血」を受け継ぎ、200年に一度生まれてくる鬼を崇める「鬼族」と呼ばれるカルト集団。ありえないDNAを示す生体サンプル。「鬼」は本当に存在するのか?鬼族の血を引く青年が見た、人間と神をつなぐ永遠の闇の世界とは-。鐸木能光が描く、至高のミステリー&エンターテインメントノベル。

鬼族の感想・レビュー・書評

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  • 古代における日本で、戦いに敗れ去った一族が鬼族となるという設定で、鬼は人間界と神の世界の間にいて、両方を見ることが出来るという。
    東京と東北を舞台に、警察庁まで巻き込んでの大掛かりな捕物帖?
    だんだん話は大きくなっていって、もう個人の力ではどうにもならないようになってしまうのだが、あっさりした終わり方だった。
    ちょっと拍子抜けしたかな。中盤から一気に読んだので、物語には引き込まれたけど、最後がねえ。

  • うーん……何だかエロっぽい味付け有り……だけど、別にそういうのが読みたいんじゃなかったので。

  • 青森県岩木山周辺でアベック暴行殺人事件が起こった。
    襲われた女性は「おに・・・」と言う言葉を繰り返すだけで正気を失っており、やがて原因不明の突然死。
    「鬼の血」を受け継ぎ、200年に1度生まれてくる鬼を崇める「鬼族」と言う名のカルト集団。そして、生物界には有り得ない性染色体YYを持つ、「鬼」と呼ばれる「鋼丸」と言う名の巨体な男の存在。
    主人公の壕太が、幼少の頃に別れて以来17年振りの父と再開し、その父から自分の出生の秘密を聞かされ、否応なく「鬼族」の事件に巻き込まれてゆく。
    そして次第に明かになってゆく衝撃的な事実。
    とにかく面白くて、一気に読んでしまった。
    昔から青森県一体で伝説になっている「鬼」を題材にしてある、ってだけでもなかなか興味深かったし、そもそもの鬼伝説の由来が日本国の成り立ちとか、古代史に遡って説明されていて、大いに知的好奇心を揺さぶられた。
    話の展開も、適度なスピード感で自然に先へ先へと進んで行き、後半一気に加速して盛り上がっていく感じ。
    自然とか、生物の循環とか、神の世界と物質の世界とか、深い部分もあって単なる娯楽伝奇小説ではない深遠さを感じられた。
    終わり方には、ちょっと物足りない部分があったけれどね。
    事件終了後の、主人公達のことがとっても気になる。
    彼らはどこへ行ったのか。彼女は妊娠してないんだろうか?
    あと、希望としては、主人公の母の過去をもう少し詳しく書きこんで欲しかった。
    最初の妊娠の時の詳しい経緯と、当事者の感情。
    「鋼丸」が生まれて来る時の詳しい様子と、その後の成長過程。    
    なんにしても、面白く楽しめる本である事は間違いない。

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