異国伝

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 45
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309015798

感想・レビュー・書評

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  • ありそうでないだろうな…という
    ファンタジー?キノの旅??とか好きな人は好きですよね絶対

  • 私の評価基準
    ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版
    ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも
    ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ
    ☆☆ 普通 時間があれば
    ☆ つまらない もしくは趣味が合わない

    2012.6.16読了

    おもしろいけど、やや企画倒れか。

    五十音順に空想の国を、同じ書き出しで始めて、紹介する形を取った短編集。

    作者の筆力で、短い中でも世界を創り上げることには成功しているが、やはり、それだけに終わってしまっている。まっ、でも、単純にそれを楽しめば、いいのだ。

  • ≪ネタばれ注意!≫
    「あ」から「ん」までの言葉からはじまるタイトルが、ずらーり並ぶ目次ページを見るだけでも楽しい。
    45編の短編集で、それぞれ地図にも載らない架空の小さな国を、観光ブックさながらに紹介していく一冊。
    似たようなレトリックがあちこちで使われているので、読み始めは楽しいが、途中で飽きがくるかも。
    でもこれだけの国の設定を、民の性質を、その展望や終末を、書き出せるのはすごい事。
    (私の脳内worldは・・・、うーん、2・3個ってとこかな)
    しかしラストの「ンダギの民」にはなりたくない・・・。
    人間のかかとの皮が好物って・・・(泣)

  • 最後まで読まずに返却するハメになった本・・・。色々な空想上の国(世界)のお話が短くたくさん乗ってます。どれも面白いファンタジーですよー。

  •  「あ」から始まり「ん」で終わる、45の旅・王国を舞台にした作品集。 いずれの物語も  その昔、とあるところにそれは小さな国があった。  あまりにも小さいので地図に載ったことがなかったし、  旅行者向けの案内書にも載ったことがない。で始まり、寓話のようで教訓話のようで風刺のようで、、、それぞれになんともいえない不思議な余韻を残す。(有名な某作品をネタにしている物語に、思わずにやり) 読み始めた途端に、作家の豊かなイマジネーションによって構築された遥かなる異国の地に、たちまちのうちに惹きつけられ、「先へ、次なる国へ」と駆り立てられ、共に旅してるような高揚感が味わえる。 じっくり噛み締めながら、何度も何度も読み返したい作品集だ。(諸星大二郎『夢の木の下で』収録の「遠い国から」シリーズに匂いが似てるので、こちらもチェックを!)

  • 「キノの旅」がとても好きだったので、似たようなお話の本を探していて見つけたのがこの「異国伝」でした。「あ」〜「ん」までをタイトルにした―例えば「あ」なら「愛情の代価」、のような―45の国をめぐる奇妙な物語集。どの話も奇妙。ショートショートのようなオチも、「キノの旅」のような寓話や教訓めいた筋もありません。淡々と終わる物語もあれば、最近最終作が話題になっている「あの映画」をパロディーにした話もあれば、話同士が微妙に繋がった話もあったりと、たっぷり納得いかない感覚(笑)を味あわせてくれます。「キノの旅」を、もっともーっと意地悪くした物語が読みたいならこれを読むべし。

  • 「あ」から始まり「ん」で終わる、45の旅・王国を舞台にした作品集。
    <br><A HREF="http://myrecommend.jugem.jp/?eid=29">[Read More]</A>

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著者プロフィール

宮城教育大学教職教育総合学域発達教育部門 教授
主著『子ども観のグローバル・ヒストリー』(編著)原書房 2018年
  『子どもの心によりそう保育・教育課程論〔改訂版〕』(編者)福村出版 2018年
  『世界子ども学大事典』(共訳)原書房 2016年

「2021年 『「10の姿」をこえる保育実践のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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