魔女の息子

著者 :
  • 河出書房新社
3.11
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本棚登録 : 127
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309015910

感想・レビュー・書評

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  • まさかの小説書き下ろし。しかも、おもしろい!重いけど前向きになれます。

  • 40前のゲイのフリーライター和紀が、老母の恋愛、亡父との確執、ハッテン旅館でのある男との出会いなどを通して、いろんなものに向き合おうとするお話。

    第40回文芸賞受賞作。

    ゲイのライターが主人公であって、ハッテン行為や同性を好きになったり、HIVが身近な問題であったりと、ゲイ独特の世界・生活が描かれている。男性同士の性描写は男性読者の中には不快感をもつかもしれないが、私はすんなり読めた。官能的な文章じゃないから、それに慣れていない人でも大丈夫だと思う。

    これら以外に関しては、性的指向にかかわらず自分自身に置き換えられる物語になっている。

    ジョン・レノンの“イマジン”が露骨すぎるかな。でも、読みやすく面白かった。

  • 老いらくの恋に走る母と、ゲイの息子のお話。




    なんで『魔女の息子』なんてタイトルにしたんだろ・・・。
    名前負けしてる感が否めませんでした。

  • 【LOUD】ま-14

  • いい本だった。

  • 伏見憲明著。読者の置かれている状況で、全く違う感想になると思う。母の行動に戸惑うとき、兄家族と過ごすとき、鏡で自分の老いを実感したとき、誰かに頼ってみようかと思うとき…主人公の気持ちに共感できる部分が多く。(ゲイの部分は違うけどw)名作だと思う。

  • 多分、作者の自伝なんだと思うけど、ゲイの孤独がしみじみと伝わってきました
    ゲイじゃなくても孤独なひとは孤独

  • さらっと読めた

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著者プロフィール

1963年生。作家、ゲイバーのママ。慶応義塾大学法学部政治学科卒。1991 年に『プライベート・ゲイ・ライフ』にてゲイであることをカミングアウトし、90 年代のゲイ・ムーブメントに大きな影響を与える。2003年に『魔女の息子』で第40回文藝賞を受賞して小説家としてもデビュー。2013年、新宿二丁目にゲイ・ミックス・バー「A DayIn The Life」を開店。2017年、ウェブマガジン「アデイonline」を開始。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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