廃墟の聖母

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 7
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309016429

作品紹介・あらすじ

それは落雷のように会場に轟いた。膨れあがる炎の球、あっという間に舞台を覆いつくす煙り-全身に炎をまといのたうちまわる女性の叫び声が、連続爆破事件の幕開けとなった。警察はすぐさま250人規模の捜査本部を設置し事件に臨んだ。しかしそれを嘲笑うかのように、ネットの掲示板には次の爆破予告が…。本流を外れた刑事・嵯峨と佐伯は、犯人の狂気を止めることが出来るか?そして暴かれる驚愕の真実とは?戦慄と狂気のサイコミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに惹かれて、読んでみました。

    いつもの幸せな朝の風景。。。
    コーヒーの香りに包まれたキッチンでは、
    夫と4歳の長男が朝食を待っていた。。。

    しかし、妻は、突然、オムレツのフライパンを床に投げ出し、
    幼い娘の寝てる寝室へ行き、娘の首を絞めた。。。

    “狂気は、ちょっとした変化カから始まる。。。”
    それが、この物語のブロローグ。

    そして、ホテルの会場での爆破事件が起こる。
    吐き気を催すような異臭が立ち込め、
    火達磨になってのたうちまわる女性の叫び声!
    連続爆破をネット予告をする犯人に、目的はあるのか?
    何かワケアリな刑事たちが、捜査に乗り出すのだが。。。

    プロローグがどう関係しているのか、
    あれこれ思いをめぐらしながら読みすすめることができて、
    なかなか、面白いサイコミステリーでした。

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著者プロフィール

井上淳(いのうえ・じゅん)
1974年生まれ
慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻修士課程修了
慶応義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学
法学博士(慶応義塾大学)
2006年4月 立正大学経済学部非常勤講師
東京女学館大学国際教養学部非常勤講師
2008年4月 慶応義塾大学ジャン・モネEU研究センター研究員
2008年7月 一橋大学経済研究所専任講師(至2011年3月)
2009年4月よりEUSI (EU Studies Institute) in Tokyo研究員を経て2011年4月より 大妻女子大学比較文化学部助教

「2013年 『域内市場統合における EU-加盟国間関係』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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