- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309017662
感想・レビュー・書評
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角田光代さんの男版って感じ。
わざわざ本でまで読みたくないよって思う
しょぼくれた人々の話、3話の短編。
文章がうまいから読ませられちゃうけど
後味もよくないし、だから何よって感じの話ばかりで
なんか疲れる読後感。あまりお勧めできず。
角田さんもこんな感じの日常の黒い部分を
ぐたぐたと書くのが上手だけど、それと一緒だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1日で読み終われる。あっさり進んでいく。あまり後には残らないかな。
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070922 ドライブインは姉が刺青を彫るシーンが物悲しい。無花果は視点の切り替えが分かりにくこんがらがった。梅雨みたいにじめじめしていて、あまりいい気分にはなれなかった。
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芥川賞受賞作家さんと知り、なるほど納得の荒々しさ…
指輪をはめたいもある意味乱暴だったもんな… -
登場人物たちと考え方があまりに違い、好きになれなかった。こんな人もいるんだろうなーともや~っとした気分になった。
このもや~っとした気分になるくらい、人物の表現がうまいんだと思う。
この、もや~っとした割り切れないものが人生というものなのかもしれない。 -
3編からなる短編集で、表題作は作者さんらしい作風で楽しませてもらいましたが、正直他の2作はう~んという感じでした。静かなテンポかつ時折みせてくれるシリアスな文章が好みなのですが、今作は正直メリハリがあまり感じられず、単調なテンポに少し飽きがきてしまったかなと。なんとなくですが、キレイにまとめようとしすぎて、逆にキレあじがうすくなった仕上がりにも感じました。どんな作品にも何らかの‘救い’みたいなものを感じさせ、そのかすかな希望に惹きつけられるのですが、今回はひたすら低調なトーンで幕を降ろしてしまったかも。
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本当は文学にはならないようなリアルが文学になっている才能すごい。
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夫との折り合いが悪く実家に戻っていた妊娠中の姉を、夫の元に送り届ける弟。子供の頃、精神を病んで別れた母が連絡を取りたがっていると聞かされ、当時の記憶を辿る息子。死の床にある、他の家とは違う奇妙な父と兄妹。3編とも、家族を描かれているにもかかわらず、愛情も温かさも全く感じさせない、暗い話だった。
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家族がテーマの3つの短編集。
伊藤たかみの他の作品が好きだったので、その明るい期待をもって読んで・・・暗い気持ちになった。
自分が馴染み深く思う家族像と違ったからというだけでなく、
それぞれ根っこの部分で繋がっている的な温かみが、少なかったからなのか。 -
んー。
わからない。