アンフェアな月-----刑事 雪平夏見

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 651
感想 : 128
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309017792

作品紹介・あらすじ

「娘が誘拐されました」「生後三ヶ月なんです」-錯乱状態の母親からの110番通報。母親の事情聴取に入った刑事・雪平夏見は母親の不審な行動に疑いをもつ。狂言か?-そこにかかってきた一本の電話。具体的な要求をしない奇妙な誘拐犯の目的は何か?赤ん坊の安否は?…事件は思いもかけぬ方向へと進み、やがて胸を打つラストへ-バツイチ、子持ち、大酒飲み、捜査一課検挙率No.1、そして「無駄に美人」。

感想・レビュー・書評

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  • No. 24ろ023J,7
    読了日:2024年  2月24日

    この物語は、生後3ヵ月の幼児が誘拐され刑事の雪平夏見が捜査にあたるといったものです。

    物語は宇宙の話から始まります。宇宙の話が物語にどのように影響されるかというとあまり影響されていないような気がしました。読み終わった後、宇宙の話はなんだったのだろうかと思いました。

  • 雪平シリーズ2作目。
    起こる事件は重大犯罪なのにサクッと読める。それがいいところなのかもしれないけど、もうちょっと話に厚みがあったほうが読み応えがあると思う。ちょっと残念。

  • そりゃテレビのシナリオならアリかもしれないけど、小説としてはどうよ?というのが読了直後の感想。
    結局赤ん坊の誘拐は狂言で偽誘拐犯は殺人者で殺された医者は連続少女殺人犯という構図。
    これが最終章にバタバタと判明する。
    まあでも雪平夏見のキャラとか個々の話しとかストーリーの運びとか読ませる力量がある。
    読んだ後は突っ込みどころ満載だけど。

    読むのがかったるいけど読後に納得する物語と、本作みたいに、読むのはサクサクだけど読後どうよ?と思う物語、いずれも読書の楽しみには違いない。

    再読したらどうなるか?多分しない。

  • ドラマが先でしたが、
    小説も面白い

  • 雪平夏美刑事シリーズ第2弾。

    今回は生後3ヶ月の乳児が誘拐される。

    しかし犯人からの金の要求はなく、母親の言動も怪しい。

    犯人からの電話や、物証から新たな連続殺人事件が発覚していく。

    誘拐犯からの最初の電話で聞こえてきた「ドーン」という音。

    雪平はそこに事件の真相を見た。

    第1弾よりはストーリーに厚みが出たように思いますが、どうしてもこのキャストが必要だったのかな?と思う部分はあり。

    連続殺人の残り2つの遺体はどうなったの?

  • 犬みたいな安藤とクールな雪平のコンビがすき。雪平が意外と笑ったりするからその度ドキッとする。娘との関係も人物に奥行きを与えていて引き込まれる。余韻のあるラストは良かったけれど、乳児誘拐事件の真相の前の連続殺人犯等の真相はややこしくて、後から仮説部分他をパラパラと読み返してやっと理解が追い付いた。

  • 男らしい美人刑事の続き。何冊あるのだろう。

  • 3ヶ月の乳児誘拐事件が発生する話。

    とりあえず子供が無事でよかった。
    夏見は犯人に好かれる特性でもあるのかな?
    今後もビールを飲んでいってほしい。

  • 瑠子ちゃん0歳にしてハードな人生だな。
    殺人は悪いことだけどたとえ人数同じだとしても
    沢木と早川の罪の重さが同じ扱いでは納得いかない。

  • 20170225

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著者プロフィール

1968年生まれ。小説家・脚本家・演出家・映画監督。2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作はドラマ&映画化。著書に『And so this is Xmas』『女子大小路の名探偵』他多数。

「2023年 『Change the World』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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