- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309017921
感想・レビュー・書評
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高校の先輩の作品と思うとわくわくした。
沖縄の文化の話も少しあって、帰省したくなる。
ちょっぴりスパイスもある素敵な作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私の知らない沖縄のこと
文化がよく描かれていて面白かった
著者の子供時代の話はとても興味深い
琉球人か
なるほど
この人の本もっと読んでみたいな
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1995年から2006年に至るまでのエッセイが詰められている。
1970年生まれの池上さんなので、24から36歳までの作品。
その時代の光景と照らしながら、懐かしさと若さを感じる。
池上さんの小説はなかなか変わっている。独特の雰囲気を持っている。若い頃の作品は特に、文体のリズム感をもっている。物語の展開が読めない。ひねくれた変調子を刻んでいる。
その理由というか、背景にある筆者の素地が、何となくわかったような、気がする。 -
H26/11/3
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池上永一さんのエッセイ初めて読みました。
普段の作品に感じる不思議な楽しさの詰まった
エッセイでした。
というか、どこまで本当なのか…w -
池上永一さんのエッセイ。20代の頃から書かれていたものなど なかなか興味深かったです。
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★4に近い3。幼い頃の豊かすぎる想像力と、常識の斜め上を行く母によって引き起こされたエピソードがすごい。入園年前の子を幼稚園に置いてくる母も母だが、「これが本で読んだ孤児院か。売られるのか」と思う幼児がいるか。というかもうそんな本読んでたのか。「おまえたちはレミングか」と叱られ、ヤギすき焼きの臭さにもだえ、電話には免許がいると騙されて無線の勉強をし・・・となにやらギュッと詰まった少年時代を過ごしている。あれだ、原田宗典に似てる。沖縄のケタ違いなイベント、トライリンガル、不思議なことの起こる古い家・・・どれも外国ではないけど、地続きでもない距離感で、本の中の国のようだ。そういえば、やどかりもペットボトルも出て来なかった。
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この人は変な人なんじゃないかなあと思ってたんだけど、ご親族も変な人だということがわかった。沖縄すげえ。
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軽快かつ珍妙なエッセイ。
最初、小説かなとおもうくらいの。
池上永一さんは、
根がしっかりしてるんだな
と思いました。
人としての根が。
逃れられんと痛いほどわかってる根の部分。
諦めのような安心感のような。