殺してもいい命---刑事 雪平夏見

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 473
感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309019437

作品紹介・あらすじ

「殺人ビジネス、始めます」「新規開業につき、最初の三人までは特別価格30万円」-胸にアイスピックを突き立てられた男の口には、赤いリボンで結ばれたチラシが突っ込まれていた。殺された男の名は…。あの刑事・雪平夏見が帰ってきた!待望のシリーズ最新刊。

感想・レビュー・書評

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  • No. 24ろ024K,7
    読了日:2024年 2月24日

    この物語は河原で広告と納品書が口につっこまれた遺体が見つかり刑事の雪平が捜査を担当することになるというものです。

    すごく続きが気になるところで終わりました。次の題名が「愛娘にさよならを」なのですが、すごく嫌な予感がするのは気のせいでしょうか。

  • 今回も面白かった。今後の展開が気になるラスト。夏見刑事が美央ちゃんと心を通わせることができる日が早く来るといいな。

  • 雪平夏見シリーズの3作目。
    雪平の元夫が殺される。
    そして連続殺人事件、しかも金で殺しますのビラが被害者の口に。
    雪平、安藤、林堂、岡本の4人が初めてチームで犯人を追う。
    なんと犯人は殺された元夫の新妻だったというオチ。銃で撃たれた雪平は左手が麻痺してしまう。

    このシリーズに通底する、
    読み終えてしまうと、なんだこりゃな展開だが、もう慣れた。これはこれで楽しめれば良い。
    読み終えた途端に忘却の彼方に行ってしまうが、再読は多分無い。

  • 難しい本のあとはエンタメ本を読むことにしています。導入から最後まで一気に読ませる。そして最後の締めがまた想定外で、とても楽しめた。

  • 雪平夏美刑事シリーズ第3弾。

    雪平刑事の元夫が他殺体で見つかる。
    しかも第1発見者は雪平刑事。
    そして死体の口には、「殺人ビジネス始めます」の広告が差し込まれていた。

    雪平、林堂、安藤、平岡刑事が殺人犯をいぶり出すために、危ない橋を渡ろうとする。
    しかし徐々に犯人の殺人ビジネスの本当の理由が明らかになってくると、そこには意外な真犯人が待ち受けていた。

    第3弾では人物の描写も多くなり、セリフが多かった前作より感情移入しやすかったです。

    なかなかスリルとスピードを味わえました。

    次作に続きそうな終わり方です。

  • ビジネスの犯人が元夫を殺し愛娘をも餌食にしようとする。スリリングだけど、毅然と立ち向かう雪平刑事、必死についていく安藤刑事から目が離せない。テレビのほうの話も嫌いじゃないけど安藤刑事が生きてる本も面白い。順番を次の巻と逆に読んじゃっていたのて、ようやっと話がつながった!

  • 今回キャラクター描写が薄めの事件重視に感じられてあまり入り込めずにいたけれど、最後の雪平の元夫の再婚相手の真意や続く安藤の涙に印象がひっくり返った。「世界が今終わるとして、神様からふたりだけ最後に抱き締めてよいと言われたら、そのひとりに選びたいほどの」とか哀しくて、雪平の最後の選択にも揺さぶられた。

  • 男前美人刑事の続き。ちゃんとお風呂には入ろう。

  • 雪平の元夫・佐藤和夫が殺され、殺人ビジネスの話が流れる。
    また娘・美央の親権をめぐって和夫の再婚相手と争うかと思えたけど、良好な関係を気づくような感じに進む。

    いつも通りの「殺人事件を追う警察」「母親としての色々」の並行だと思ってたら、
    最後の最後に犯人と展開に驚かされた。

    犯人が美央に何をしたのかや、雪平がどうなるのか、続きが気になる終わり方。

  • *「殺人ビジネス、始めます」「新規開業につき、最初の三人までは特別価格30万円」―胸にアイスピックを突き立てられた男の口には、赤いリボンで結ばれたチラシが突っ込まれていた。殺された男の名は…*

    大好き雪平夏美シリーズ!雪平のキャラクターがどんどん深まり、意外な一面も垣間見え、ますます魅力的になっていく。最後に明かされる殺人の意外な真実も、思いもよらない理由でびっくり。また1作から読み直したくなった。

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著者プロフィール

1968年生まれ。小説家・脚本家・演出家・映画監督。2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作はドラマ&映画化。著書に『And so this is Xmas』『女子大小路の名探偵』他多数。

「2023年 『Change the World』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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