ことばのブリキ罐

著者 :
  • 河出書房新社
3.87
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本棚登録 : 194
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (69ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309019505

感想・レビュー・書評

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  • 言葉のひとつひとつが丁寧に扱われてて読んでて気持ちいい。
    長野まゆみ小説をより味わえるようになる一冊。
    鉱石の魅力もたっぷりと。

  • 私は著者と同年代の者だろうと思える。懐かしい思い出の缶をそっと開けるような感じがする。

    宮沢賢治のようなコスモス。ことばから広がる世界の夢のような空間にあそぶことができる。

    著者の絵もいい。

  • きらきらと煌めく色とりどりの飴玉を、瓶につめました。この本を一文で表すなら、こんな感じでしょうか。
    とにかく私は、この本が大好きです。

  • 言葉の羅列を眺めているだけでもうっとりする。最近ではあまり見なくなった長野さんのイラストもカラーでたくさん載っている、嬉しい本です。

  • 長野作品に浸るため、より世界観を理解するためには必要な辞書ですね。
    手元に合った方が、読み返したときに以前気づけなかったものに気づかせてくれます。

  • 長野まゆみさんのことばに対するこだわりがとても素敵
    鉱石やおもちゃなど読んでるだけできらきら輝いているように感じます
    挿し絵もきれい

    偶然古本でみつけたのですが
    私が買ったものは92年発行の初版のものでした

  • 何度再読したか分からない愛読書。
    眺めているだけでうっとりする、長野まゆみの語彙の世界を、共に堪能することができる一冊。
    漢字とルビの間をたゆたう独特の感覚にしびれる。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-2bee.html

  • 長野まゆみさんの言葉は、
    鉱物と少年と鳥の匂いがする。
    語彙集が大好きな私には、たまらない本です。
    長野さんだから、使うことの出来る言葉たちなんでしょう。
    現代じゃそうそう使われない言葉を、こんなにも若々しく蘇らせることが出来るなんて、やっぱり圧巻です。

  • 挿絵も長野さんが描かれているのですのね。46ページの挿絵が良い。絵本の感覚で読めます(と言うか、読んでしまいました。)

  • いろんな言葉があるんだなぁ・・・。
    こういう世界好きかも。

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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