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- Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309019871
作品紹介・あらすじ
澁澤龍彦が「人獣交合の描写のエロティシズムとグロテスクぶりにかけては、この橘外男の『陰獣トリステサ』以上のものは、まだ世界のどこの文学にも現われていないようだ」と絶賛した表題作ほか、綺想の傑作『青白き裸女群像』『妖花イレーネ』を一挙収録。
感想・レビュー・書評
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表題作のみ青空文庫にて読了。スペインを舞台にしているせいか、ファンタジーとまではいかないが寓話っぽい感じで、しかも直接的なエログロ描写がないためどぎつさは稀薄。とはいえ扱っている内容は人間道徳・社会倫理的に大いに難ありな代物で、心理的スリルはストレートな表現で示されるよりも想像力を掻き立てられる分、余計強烈かもしれない。
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面白かった~!!!
澁澤が薦めてるので読み始めましたが、昭和の伝奇小説にありがちなエログロというか、SM趣味というか、陰鬱で醜悪な美意識というか……。
とりあえずすごい文章は回りくどいし、同じ表現何回も使うし、難読漢字にルビ振ってないし(笑)、読みにくいはずなんだけど、内容が軽いのですごい読みやすい!のに、サスペンス度高めで謎解き要素あって、満足度も高いという……すさまじい。
ただし、差別用語のオンパレードすぎて、現代で評価はされないんだろうな~って、そこだけ気になったり。
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