ダーティ・ママ!

著者 :
  • 河出書房新社
3.22
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本棚登録 : 291
感想 : 116
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309019918

感想・レビュー・書評

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  • サクサク読めるドタバタコメディ。展開もスピーディでテレビ向きの作品。それぞれのキャラがたってて楽しく読めた。

  • ルールもモラルもなんのその、養育費のために検挙率アップに心血をそそぐ、シングルマザーの子連れ刑事マルコーと、子守のために刑事に大抜擢?された、ガチムチ体育会系なのに、若干夢見がちな新米刑事、葵+ハイパーレッドなベビーカーに乗ったベビーのユニットがおりなす痛快刑事モノ。

    マルコーのせちがらさに、夢見がちな葵の妄想がガラガラとぶち壊されていくカンジ、そして、マルコーのアリエナイ横暴さの中にも、一本筋の通った信念に、少しづつ近づいていく二人の距離が絶妙ないいバランス。全体的な登場人物のアクの強さ、テンポのよさ、会話の軽妙さは、ドラマの脚本家でもある著者の作品らしく、刑事モノだけど重くなく、ドラマ・マンガみたいに、さくさくと読めてしまう。

    働く母親のデメリットを吐きちらしつつ、検挙率No.1という実績で、子連れで仕事をする権利を勝ち取り、自分と子供を養うため、シングルマザーであり、子連れであることを最大限に利用するマルコー像は、痛快ではあるしけど、ちょっとデフォルメしすぎで、なにかを訴えかけるには、現実感が弱く、割と全体的にそういうところが多い。まぁでも、そういう部分も含めて、ドラマっぽいのかも。

    そういう部分が気になる人には、向かないかもしれないけれど、テンポとノリと、爽快感を求める人は、大いに楽しんで読める作品だと思う。

  • ドラマにしたら面白そうだなと思った。

  • 長嶋葵は交通課から刑事として働く事になったのだが、そこでコンビとして丸岡高子と組む事になったのだが、そこでのストーリーに色々な要素が含まれてる話しです。

  • TV的な刑事物だなあ
    新米女性警官がある日突然 刑事に任命
    はちゃめちゃな バツ有り子持ちの女性刑事 高子と
    その子(赤ん坊)ち一緒に 色々な事件を グシャグシャになって
    解決していく。
    痛快風な1冊でした。

  • 101:ドラマ「アンフェア」も見たことがなくて、秦さんの作品には初めて触れるのですが、さすがというかやはりというか、映像向けのエンタメだなあと思いました。ともかくキャラクターが濃い。キャラクターの魅力でぐいぐい読ませ、ぶっちゃけて事件とかは二の次三の次という感じでした。葵も高子も最終的に「ハッピーエンド!」というような結論を迎えていないので、もしかすると続編があるのかな……? うまくドラマ化したら面白そう。

  • まあまあ

  • シングルマザーで、子連れで、刑事ですが、何か? 
    育児のグチをブチまけながら、ベビーカーをぶっ飛ばし、かつてない凸凹刑事コンビ(+1人)が難事件に体当たり! 
    ドラマ化もしたようで。

    登場人物たちの個性がおもしろすぎ。

  • 現在放送中のドラマは見ていないのだけど、図書館で発見したので借りてみた。テンポ良い会話ですぐ読めた。キャラクター設定もかなり濃い。ただ物語に深みはない。脚本を読んでいる感じ。2012/157

  • 非現実的設定が初めはなれなかったけど、本音的な事も時々書かれていてなかなかの作品だけれど男性の作者が書けるというのもスゴイ!いつもの感じとまた違うところが面白かった。

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著者プロフィール

1968年生まれ。小説家・脚本家・演出家・映画監督。2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作はドラマ&映画化。著書に『And so this is Xmas』『女子大小路の名探偵』他多数。

「2023年 『Change the World』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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