すべて、患者さんが教えてくれた終末期医療のこと

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 39
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309020150

作品紹介・あらすじ

よりよい最期のためには、どうしたらいいですか?『死ぬときに後悔すること25』の著者・終末期医療の専門家が、終末期・死に関する6つの誤解を打ち砕く。どう病院とつきあい、どう最期を迎えるか。

感想・レビュー・書評

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  • いろいろな終末医療の関係の本を読んでいるが、とてもわかりやすく、素直に受け入れられる内容である。
    何も知らないと抗がん剤を受けるために生きているようになっていることも多い。
    人工呼吸器がどんなに辛いことか初めて知った。
    患者のため、と言いながらそうではないことがある。医者が自分を守るためであったり、家族の勝手であったり・・
    患者も家族も医者のいいなりではなく、かといってワガママではなく、知識を持つことで、医者とコミュニケーションをしっかりとることが大事だということがわかる。

  • 現役医師による現場からの告白のような作品。読んで、日本の医療は根本的に間違っているように感じた。それは国も医師も患者もそれぞれに責任があるようだが。結局、がんになれば助からないのだということが分かったような気がする。ところで、私の勤める病院は金儲けに一生懸命だ。

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著者プロフィール

早期緩和ケア大津秀一クリニック院長。茨城県出身。岐阜大学医学部卒業。緩和医療医。2006 年度笹川医学医療研究財団ホスピス緩和ケアドクター養成コース修了。内科専門研修後、2005年より3年間京都市左京区の日本バプテスト病院ホスピスに勤務したのち、2008年より東京都世田谷区の入院設備のある往診クリニック(在宅療養支援診療所)に勤務し、入院・在宅(往診)双方でがん患者・非がん患者を問わない緩和医療、終末期医療を実践。2010 年6 月から東邦大学医療センター大森病院緩和ケアセンターに所属し、緩和ケアセンター長を経て、2018年8月より現職。遠隔診療を導入した日本最初の早期からの(診断時や治療中から。対象をがんに限らない)緩和ケア専業外来クリニックを運営し、全国の患者さんをオンライン緩和ケア相談している。全国相談可能な『どこでも緩和』ネットワークを運営。著書に25万部のベストセラー『死ぬときに後悔すること25』(新潮文庫)、『死ぬときに人はどうなる 10の質問』(光文社文庫)、『死ぬときにはじめて気づく人生で大切なこと33』(幻冬舎)などがある。

「2021年 『幸せに死ぬために 人生を豊かにする「早期緩和ケア」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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