屍者の帝国

  • 河出書房新社
3.52
  • (208)
  • (275)
  • (345)
  • (110)
  • (36)
本棚登録 : 3390
感想 : 441
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309021263

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 伊藤氏のガジェット感と円城氏のユーモアに齟齬

  • プロローグ(伊藤計劃著)は今後の展開がワクワクするのだが、本編(円城塔著)に入ると難解な話が続き、非常に残念。
    旧約聖書や屍者三原則(ロボット三原則と同じ内容か)、フランケン、ワトソン、007、アフガン紛争、カラマーゾフ、ダーウィン果ては明治の日本など、「お話」と史実が入り交じり物語としては期待度高いのだが、著者(円城塔)による難解な文体のおかげでこれらのモチーフが自身の知識をひけらかしているように感じストーリーに没頭できない。
    残念。そのうち再読してみなくては。
    (アンマンにて)

  • あまり面白くなかった。

  • 2013.10.ワトソンは,ヘルシング教授によりグレートゲームに巻き込まれる.そして,バーナビーと共にザ・ワンを探す世界の旅に出る.その世界は屍者が多く活用されている世界.長くて,訳解らなくて,気味の悪い小説だった.

  • 設定は奇抜で面白いが、文体が難しく、理解できなかった。攻殻機動隊原作本1巻の最後を思い出した。

  • 絶筆となった伊藤計劃の未完の作品を、芥川賞作家の円城塔が引き継いで完結させた物語です。
    以前円城さんの芥川賞作品を読み、全く1ミリも理解が出来ず、著者の作品は絶対読まない!と思ってましたが、この本が本屋大賞ノミネート作品だと知り、「あの人の作品が万人受けするの?そんなものも書けるの?」との興味から思わず手に取りました。

    19世紀末、フランケンシュタイン博士が死者を蘇えさせる技術を発見してから100年、死者は労働力や軍事力として不可欠な存在となっていた・・・というところから始まるSFです。
    フランケンシュタインの他にも、主人公はワトソンだし、ヴァン・ヘルシングやカラマーゾフなど有名人が続々と登場します。なんだかワクワクさせられる設定。さらりと読み流した人物も、実は有名人だったかもしれません(苦笑)

    ・・・とはいえ、やっぱり理解できませんでした。
    はじめは何とか理解出来たけど、日本に舞台が移ってからはもうさっぱり。哲学的過ぎて全くついていけなくなり、私にしてはめずらしく最後まで読めませんでした。(面白くなくても難しくても、とりあえず字を追うだけでも完読させるのがポリシーなのに・涙)

    やっぱりこの人の作品はもう読みません・・・

  • 難しくてほとんど理解できなかった。と言うより、この本を読むのに必要な知識が足りなくて理解できなかったといったほうが良いかな。

  • 私にははまらなかった

  • 本屋大賞発表前にノミネート作品に並んでいたので購入しましたが、暗くどんより、辛い匂いがまとわりつきそうで全然読み進まず積読。もう読めないと思います。

  • 途中で脱落しました。
    明治時代あたりを舞台とし、死んだ人に、霊素(魂)をインストールすることで、召使のように使えるようになったという設定で、物語はすすんでいきます。主人公は秘密任務を与えられた元医学生で、進化した屍者の秘密を捜索する・・・・。フランケンシュタインなどが出てきて、その分野の背景知識があると、面白く読めるのかもしれませんが、カタカナ文字が多く、分かりにくいルビが多く、また文体も難解です。途中で追えなくなりました・・・。脱落は1年ぶりです。文化力不足でした・・・・。

著者プロフィール

1974年東京都生れ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』でデビュー。『ハーモニー』発表直後の09年、34歳の若さで死去。没後、同作で日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。

「2014年 『屍者の帝国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

伊藤計劃の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
冲方 丁
伊坂 幸太郎
高野 和明
三浦 しをん
乾石 智子
伊坂 幸太郎
いとう せいこう
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×