- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309021690
感想・レビュー・書評
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「人生ゲーム」で泣きそうになった。あんまり期待してなかったのに。
私も、ちゃんと、人生のゴールにたどり着きたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大人になったからこそ感じる、もう救いようのないほどの読後感のわるさ、
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「憤死」の傍観者である主人公の冷めた目線に好感をもった。そうそう、こういう感情の起伏の激しい人って見てて楽しいよね。ただ、タイトルにもなったこの作品より、最後の「人生ゲーム」の方が面白かった。子供の頃人生ゲームで遊んでいたときに出会った少年が、ある意味未来を予言し、最後に現れる。こっちも傍観者ですね。他人の不幸ってなんて甘いんだろう。
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人生ゲームが怖かった
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好きな作家、綿矢さんの短編集。今までの作品よりは軽くて読みやすい感じ。ホラーっぽいのもあったりして怖かったけど、面白かった。
今までは女性主人公ばかりだったけど今作は男性主人公のもあって新鮮だった。
短編ということもあり、得意の繊細な心情描写が少なめでちょっぴり残念。いつもとは違った印象の作品だった。
14/01/28 -
憤死は私も日本史経由で調べていたので、言葉として親近感。
京極に近いいやらしいギラギラした気持ち悪さ見たいのが上手くなってきた気がする。 -
表題作「憤死」の、いじわるさからいじらしさに変わっていく感じに、スムーズに入り込めるあたりが、筆者の凄いところ。
「人生ゲーム」の男主人公ものが、若干言葉遣いに違和感があったこともあったが、新鮮でよかった。 -
一番最初に収められている、著者自身の実話なのだろうか、幼い頃の夢の話からして不穏だ。
人生ゲームの呪縛、トイレの懺悔の恐怖など、どこかぞっとする感じのかすかにホラーなにおいのする短編が収められている。