わたしは妊婦

著者 :
  • 河出書房新社
2.62
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本棚登録 : 157
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309021782

感想・レビュー・書評

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  • 初めての大森兄弟。
    んと、要するにマタニティブルーに陥った妊婦さんの心の揺れを描いたんだと思うけど、物語としての落とし所があまりにも弱いため、ただ、『妊娠中の女性は不安なんだよ』っていうだけのお話になってる。
    小説としてではなく、エッセイとして捉えた方が良いのかな?いづれにしても、最後にストンとくるものがあれば良かった。

  • 他人を気遣うふりして自慢してくる子、いるよね。

  • 妊婦になった主人公が、旦那に向ける不安と
    妊娠した事による不安をぶちまけている。

    マタニティーブルーと言えばそれで終了ですが
    なんかこう…暗くなるような内容でした。
    初めての妊娠・出産です。
    怖いですし未知の世界ですし、色々考えてしまいます。
    周囲に何を言われようとも、出産するのは自分。
    どうしようと思いますし、まったく違う方向で
    考えを察してくれない夫にも腹が立ちます。

    とはいえ…暗い。
    救いはどこにあるのか、と聞きたくなるような。
    せめて最後に旦那さんが何か察してくれれば
    もうちょっとこう…読後感がよかったかも。

    もうひとつ、短編が入っていました。
    近所の子供との交流、かと思ったら…。
    これもまた、読後感が微妙。
    彼女の言い分は正論のようで
    まったく主人公の心情を考えてませんし。
    大事な猫と近所の子供は、まったく別分類です。

  • 私は妊娠3ヶ月。「きみだけの体じゃない」「妊婦さんなんだから」って言われるけど、急に生活や性格は変えられない! 落ちこぼれ妊婦の痛快な反撃を描く。短編「ベランダ渡り」収録。

著者プロフィール

大森兄弟
兄は一九七五年、弟は七六年、ともに愛知県生まれ。二〇〇九年『犬はいつも足元にいて』で文藝賞を受賞し、兄弟ユニット作家としてデビュー。同作が芥川賞候補になる。著書に『まことの人々』『わたしは妊婦』がある。

「2022年 『ウナノハテノガタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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