神様の値段: 戦力外捜査官2

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 342
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309022291

感想・レビュー・書評

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  • 今回は、カルト宗教ネタ。最後の1行まで真相が分からないのが良いね。ただ気になるのが、妹のその後。中出しでまだ18歳となると、孕むむんじゃねと思うが、そこまでは描ききれてなかった。今後のストーリーの伏線なのだろうか。そこだけがスッキリしないかな。

  • シリーズ2作目。今回はカルト教団が相手で、しかもその教団に設楽の妹が入信してしまい…オウムを思い出し、設楽と妹の噛み合わない会話に戦慄。しかし妹の教祖とのあのシーンは物語が終わってもモヤモヤするわ…改心しても行為は残ってるし…;設楽の酷くなる怪我具合が心配!他キャラや一般市民の活躍もよかった。

  • またも表紙を裏切るなかなかシリアスな展開でした。プロローグ部分とエピローグ部分の、様々な人々が自分の立場や仕事を通じて出来ることを誇りを持ってやった結果、誰かのヒーローになるという部分がとてもジーンときました。

  • 宗教団体の犯罪の話。カルトにはまる人怖い。
    あとがきが、秀逸。

  • オウムを彷彿とさせる新興宗教のテロを、海月ちゃんと設楽くんが何とかしちゃうおはなし。
    注釈で「こんな方法では×××を××することはできない」(ネタバレ防止)とはあったけれど、ぞっとしたよー。

    設楽くんは毎回大けがでかわいそう。

  • 戦力外捜査官の第2部。オウム真理教を思わせるような宗教団体がでてきてなんだか胸騒ぎがする。妹は教団を脱出したがそれ以上に大事なものを失った気がする。

  • 戦力外捜査官2作目、海月、設楽コンビ、次回作も期待。

  • シリーズ2作目。
    海月の川流れは笑えた。相変わらずのドジっぷり。海月と設楽のやり取りは軽快だけど、事件はシリアス。カルト教団の不気味さ・異様さにはゾッとする。
    終盤のたたみかける展開にはハラハラドキドキ。設楽の扱いは不憫だったけど、終わり良ければすべて良し。。

  • 設楽さんの妹がカルト団体にはまってしまった。

    連続放火とカルト集団との関連性は?
    カルト集団の無差別テロの企てを阻止できるのか?

    結構面白く読めた。

  • 海月警部のキャラと、設楽との掛け合いは軽快ですが、事件は結構残酷でした。家族が怪しい宗教に嵌っていくさまが生々しくて読ませます。自分の身内がひっかからないとは言い切れないだけに、読んでいて何とも言えない気分でした。
    プロットは、意外性もなければ海月警部の鋭い推理を見せる場面もないですし、ダメっぷりもあまり描かれていないので、前作と比べるとやや退屈でした。

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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