- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309023052
感想・レビュー・書評
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活字が頭にはいってこない。脱落してしまった
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これ、これ。
この描写のしつこさ。
(ト) -
松平定信なのか、光源氏なのか、誰が誰やらのワンダーランド
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表題作。現代に住む弁士風の語り手が、松平定信について語るものだ。文化人であった定信は古典に造詣が深く、光源氏には並々ならぬ思い入れがあったようだ。
語り手は定信を語っているはずなのに、光源氏(に共感する定信)に憑依したり、突然現代に戻されたり。
と、めくるめく淳悟ワールドでございます。もう何度か読んだら、本気で楽しめそうです。
『鎌倉へのカーブ』はさらに恐ろしい。
京浜地域の地名が読者を攻めたててきます!この辺りの地理に疎い私は、ただただ戸惑うだけでした。どんなコンセプトの小説なのかーある「結婚」の話ーが分かって、ようやく一息つけました。
Googleマップをお供にすると楽しめそう。 -
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平安‐江戸‐現代…だるま。時空を超えた“日本文学”1000年の旅!?光源氏に焦がれた男・松平定信の、もう一つの改革。
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表題作のほか、「鎌倉へのカーブ」 「二〇一一年三月――ある記録」
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松平定信と光源氏、一見なんの接点もなさそうなのだが、定信は光源氏に我身をなぞらえ、江戸の改革に思いを馳せる。小説なのか随筆なのか迷ってしまうような書かれようである。二作目はさらに判断がつきにくいが、これは随筆?江戸時代と現代で、かかれていることは違うにもかかわらず、トーンがとても似ていて不思議な心地にさせられる。自分がどこにいるのか一瞬わからなくなりそうな一冊でもある。 -
寛政の改革の松平定信。彼は無類の源氏趣味だった。質素倹約・禁欲を重んじた定信が、なぜ恋多き貴公子・光源氏に自身を重ねたのか? 青木淳悟が“江戸を斬る!”抱腹絶倒の著者最高傑作。