短夜明かし

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 67
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309023175

感想・レビュー・書評

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  • それっぽさだけはただよう。
    目が滑る。
    言葉に力がない。
    つまり、文体に魅力がない。

    つまらない小説でも、(B級映画を半ば覚めつつ、半ば楽しみつつ笑飛ばせるように)面白く読みこなせるし、当然読了するが、読み通せない本に久々にあった。五年ぶりくらいではないかな。

    ここがつまんない、いやーこんなのあってさ、と語る魅力があるのが「つまらない本」。
    そもそも読めない。読めない本って初めてだ。読めない本って、SFみたいね。


    表紙のたえさんはずっと大好きで、購入動機の最大のものはたえさんの絵でした。

    以上。

  • 私は、本が面白かったかどうかは文章の美しさよりお話の内容に重きを置くので、この本はあまり好きではなかった。
    一つ目の物語を読み終えた時点で疲れた。長編だったら多分途中で読むのを断念していたと思う。文章中の言葉選び、言い回し、音の響き、とても綺麗だけれど如何せんまわりくどい。どれも十五ページ程の短編だったが、本当に簡潔に書けば全て五行くらいで終わりそうなお話たちだった。

  • 借りた。読んだ。買った。

  • 今回は少々オサレすぎた感。

  • 「そして、君はこの本を開いた。これを読んでいる。いま。は、すくなくとも。」新たな境地を切り開き続ける作家が連作恋愛小説に挑む。織り上げられた言葉の連なりが誘うかつてない世界。

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著者プロフィール

1973年生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会研究系基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程修了、博士(文学)。現在、立教大学兼任講師。専攻は哲学、現代思想、理論宗教学。論文に「鏡・エクリチュール・アンスクリプシオン」(『東京大学宗教学年報XXI』)、「宗教の享楽とは何か―ラカンの〈享楽の類型学〉から」(『宗教研究』352号)など。翻訳にフェティ・ベンスラマ「冒瀆する羊―『イスラームの名における検閲』会議での発言」(『現代思想』2006年5月号、青土社)、ピエール・ルジャンドル『ドグマ人類学総説―西洋のドグマ的諸問題』(共訳、平凡社、2003年)など。

「2008年 『夜戦と永遠』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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