- Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309023335
感想・レビュー・書評
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キャラクター設定は軽いのに、事件は残酷だしスケール大きいし、主人公が毎回大怪我するし、やっぱり重いかも。三作目ともなると、登場人物たちに愛着がわいてくるので、戦闘シーンはこっちも痛い。がんばれ設楽くん。
サイバーテロ、恐ろしいなぁ。セキュリティは大事だな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海月さんのキャラも際立ってるけど、ストーリーが結構読みごたえがある。キャラもの≠ストーリーもの、というわけじゃないんだけど。今回のなんか、実際に起こり得そうで怖い。
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こういうオウム真理教っぽいストーリーは、日本でのテロにリアリティを持たせるためのネタなのか。それとも新興宗教だからこそ描きたいものがあるのか。どうしても既視感を感じてしまう。なかなか面白かったけどね。最近読んだ川瀬さんは動物保護系のテロリストをなかなかのリアリティを持って描いていた。テロのほとんど起こっていない日本でテロを描くのであれば、過去よりも他の国に目を向けてもらうと視野も広がるのではないだろうか。
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小出さんのラストですっきり。イジメもそうだけど見てるだけの人たちの罪の重さを感じずにはいられなかった。
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読了、78点
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白昼堂々、都内の暴力団が何者かに殲滅され、偶然駆けつけた刑事2人も重傷を負う事件が発生。警視庁の威信をかけた捜査が進む中、例のごとく失態をおかし戦力外となった海月と設楽は、暴力団同士の抗争であるという捜査本部の見立てからあえて外れて、単独で事件を追うことに。しかし、必死に駆け回る警察をあざ笑うかのように、東京中をパニックに陥れる夜が迫っていた…。凸凹コンビが活躍する、人気シリーズ第3弾!
「BOOK」データベースより
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第4弾の後に読み始めました。
第4弾の方のレビューでは物足りないようなことを言いましたがこちらはそれと比べるとグッと良くなっています。
刑事コンビの軽快なやり取りなどは同じですが、こちらは犯人サイドにも確固たる思惑が存在するのが読んでいてある種の共感が出来ました。
そう考えると2作目4作目は宗教がらみの狂信的な動機に共感できないあたりに不満を感じたのかもと思い至りました。
また、これを読んだことでシリーズ既刊全部読み終えたことになりましたが、そうしてシリーズを通してみると、
似鳥さんが思っていた以上に凄い作家さんなのだと改めて思いました。
これまでは文体やキャラクタ造詣が上手く、ミステリ的な論理性がある作家さんだと思っていましたが、それだけじゃなくて実はアクションシーンも上手く描けている(そう言えば動物園シリーズも割とその手のシーンが多かった気がする)。
そして、このシリーズ通してのテーマをしっかり立てているのが良くわかります。
人間の持っている醜悪な部分と善良な部分が隣り合わせで誰もがどちらに転んでもおかしくはないし、
その被害がいつ自分の元へ来てもおかしくないし、逆に助けられることもある。
そういう要素を大規模犯罪としてよりダイナミックに描いている作品としてみると非常にうまく出来ているシリーズだと思いました。 -
3冊目。どんどん壮大になっていく感じがする。
2016/12/20 -
シリーズ3作目。今回も設楽さんが怪我しまくり…。実際に起きそうな事件で怖い。「名無し」の正体や前から続いてる事件についつも関連してきて次が楽しみ。