妄想科学小説

著者 :
  • 河出書房新社
3.02
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本棚登録 : 259
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309023564

感想・レビュー・書評

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  • 公評1976年6月号〜1979年7月号の連載からの35編と早稲田文学1977年12月号妄想科学小説の妄、に書き下ろしの解説を加えて2015年1月河出書房新社から刊行。「抱腹絶倒のショートショート集」というオビの文句に惹かれて読んで見ました。言葉の使い方の思い付きみたいなアイデアで、妙ちきりんな世界を語っている。パターン化されていて慣れると、ははーんとそう驚かない。が、自分で考え付くのは難しい。という感じの世界が語られる。ごめんなさい。あまり楽しめませんでした。

  • 前半のショートショートは昭和の時代を感じつつ不条理さが面白かったのですが後半のエッセイ部分が私には読み辛かったです。
    ショートショートのお風呂や廊下を別々の地域に買う話が好きです。トイレが遠いと大変そう。

  • 図書館で借りました。
    70年代に雑誌で連載されたものが中心なので、当時の流行りの風刺をきかせたものが多いです。
    下ネタも多いです。苦手な人は苦手かも。
    個人的には日光仮面好きです。あと優柔不断にはクスリとしました。

  • 絶妙にズレていることが大真面目に語られていることに狂気を感じられます。
    誰も何で?と言わない。おかしいよ!と言わない。
    昭和のノスタルジックな雰囲気も味があります。

    後半はちょっと読むのに疲れました。

  • ショートショート。

    太郎から二十郎まで
    自殺未遂で死刑判決を受ける新聞記事
    忘れ物を生産する会社のなぞ
    日光にあたることで姿を現す日光仮面
    家の間取りを土地それぞれに持つ人たち。

    他随筆。

  • 大好き!!!!!!!!!!!!

  • 念願の風呂場を手に入れた次郎。アパートからは電車で5駅。次は廊下を探している。-「マイホーム計画」
    ショートストーリーや随筆など、月間総合雑誌「好評」に連載された作品集。

    タイトルで、漠然と「空想科学読本」を連想したのだけれど、まったくティスとは違ってました。
    不条理感あふれるSSで、妄想はあるけれど科学感は感じられませんでした。

  • 昭和のねじれ。
    この短編集読んで感じたのは「ウルトラセブン」や「つげ義春」の世界。ねじれてサイケでアナログで懐かしいようなぶっ飛んだ世界。まさに昭和40年代後半。当時流行していたSFとまで言い切れない作者のねじれ感覚が面白い。

  • 連続自殺未遂犯に死刑判決が下る「人殺し」をはじめ、抱腹絶倒のショートショート集35連発。
    76~79年の連載を遂に単行本化
    (アマゾンより引用)

    何じゃ、これ?
    わけ分からん
    眠くなる

  • ショートショート、おもしろい!
    随筆はさらにおもしろい。

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著者プロフィール

赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい)
1937年横浜生まれ。画家。作家。路上観察学会会員。武蔵野美術学校中退。前衛芸術家、千円札事件被告、イラストレーターなどを経て、1981年『父が消えた』(尾辻(★正字)克彦の筆名で発表)で第84回芥川賞を受賞。著書に『自分の謎(★正字)』『四角形の歴史』『新解さんの謎(★謎)』『超芸術トマソン』『ゼロ発信』『老人力』『赤瀬川原平の日本美術観察隊』『名画読本〈日本画編〉どう味わうか』。また、山下裕二氏との共著に『日本美術応援団』『日本美術観光団』『京都、オトナの修学旅行』などがある。2014年逝去。

「2022年 『ふしぎなお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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