ひんやりと、甘味 (おいしい文藝)

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 495
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309023915

感想・レビュー・書評

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  • 各界著名人の「夏に食べたいひんやり甘味」の思いで色々。
    無類のアイス好きの私としては、いろんな方のアイスの思い出が一番共感をもって読めた。
    食べ物エッセイは、世代が如実に出るのも面白い。そういえばそんな味あったなぁとか、よく親がいってたなぁとか。
    やはり「食」は共感を呼びやすいテーマだ。

  • 季節柄、今読んでも惹かれる内容ではなかった。
    それでもやはり、みつまめはおいしそう。
    塩豆と寒天。シンプルなこの組み合わせがたまらないよね。

  • アンソロジーは本当は苦手だ。まったく頭に入らず眠くなってしまう。
    でも、こうも毎日暑いと、本にもひんやりさを求めてしまった。
    「おいしい文藝」は他にもあるから読みたいとは思うけど・・・

  • 表紙のポップなカラーから、
    現代作家さんの甘やかなエッセイかと思い
    手に取ったけれど、
    幅広い年代の、「おお、この方のも」と
    ページを捲るのが楽しかった。

    ひんやりとした美味しさに包まれる。
    今度は夏に読み返したい。

  • 読むと猛烈にアイスやところてんなどの冷たい甘味を食べたくなる一冊。色んな作家さんの冷たい甘味についての短いエッセイがまとめあげられていた。
    遠藤周作から安野モヨコまでと描かれた年代も幅広い。
    ただしくおいしい文藝だった。

  • 数十名の著名人の4、5ページのエッセイ。
    食べに行けるとこなら、参考にしよう!と思ってたら、半分くらいは亡くなってる人で戦後くらいの思い出の味。
    浅田次郎のしろくまは身近で面白かった。
    後半くらいはよく知ってる商品名が出てきて、みんな同じような食べ方してるじゃん、と共感。
    近いうちにシャービック作ろうと思った。

  • アンソロジー。氷水。アイスクリーム。ゼリー。ところてん。蜜豆。
    『グレーテルのかまど』で取り上げられた話もちらほら(浅田次郎さんのしろくま。馳星周さんのマンゴープリン。向田邦子さんの水羊羹など)
    遠藤周作さんの「盛夏の麦茶」、久世光彦さんの「ところてん」、内舘牧子さんの「アイスキャンデー」とかよかったな。

  • 甘味をテーマにいろんな作家さんのつまみ読みができて良い。甘味なのに素麺が出てきたり、歴史の話になったり、個性的。自分と合いそうな作家さんを見つけて、次を読むキッカケになる。美味しいマンゴープリン食べたい。

  • ひんやりデザートのエピソードを各作者が描く、エッセイアンソロジー。夏だったらもっと甘味を食べたいって気持ちになるんだろう。ちょっと読む季節を失敗した。
    ま、池部良のみつまめはくすっと来たけども。

  • 表紙にみつ豆があるから気分はみつ豆だったのに、やっぱりアイスクリームとかき氷が最初に登場(^^;)そしてやっとみつ豆が登場したと思ったら、すぐに終わっちゃった(T.T)個人的には心太は黒蜜派なんだけれど、酢醤油派が多いのが意外だった(゜゜;)酢醤油の心太は甘味に入るのか~?(--;)

著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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