こんがり、パン(おいしい文藝)

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 496
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309024660

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で、お腹すいたなぁ・・・と考えていると目の前にパン!ではなく、パンの本だった。ぐぅぅぅぅってお腹がなってしまって、おじいさんにびっくりされた・・・

  • こんがり、パン(おいしい文藝) | ダ・ヴィンチWeb
    https://ddnavi.com/book/4309024661/

    こんがり、パン :鹿島 茂,獅子 文六,澁澤 龍彦,津村 記久子,宮下 奈都,米原 万里 | 河出書房新社
    https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309024660/

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      食パンで人気の厚さ、関西と関東でなぜ違う? 最近の傾向も » Lmaga.jp
      https://www.lmaga.jp/news/2022...
      食パンで人気の厚さ、関西と関東でなぜ違う? 最近の傾向も » Lmaga.jp
      https://www.lmaga.jp/news/2022/04/426906/
      2022/04/15
  • このシリーズは三冊目。
    パンが好きです♪
    偏食で給食居残り組の常連でも、あげパンだけは真っ先に!(笑)

    江國香織さん・フレンチトースト。
    立松和平さん・コッペパン
    平松洋子さん・パンの耳。
    群ようこさん・ホームベーカリー。などなど。
    一番印象的だったのは、荻昌弘さん。
    日本ではなぜパンをパンと呼び、ブレッドといった英語を使わないのか。
    あんパンだからいい。あんブレッドでは気が乗らない。
    なるほど!
    「アンパンマン」が、「アンブレッドマン」では、ちょっと……ですよね。

    あんパン、クリームパン、ジャムパン、チョココロネ、あげパン、焼きそばパン、コロッケパン、好きなパンは色々あるけれど、
    時々、もう一度食べてみたいなぁと思うのは、
    子供のころ新幹線の車内でよく食べた、日本食堂のサンドウイッチ。
    紙の箱におしぼりと一緒に入っていて、ちょっとぼそぼそした薄いハムサンド。
    なんかこの表現だと、ちっとも美味しそうじゃない(笑)。
    でも、ごちそうでした~。

    • koshoujiさん
      うさこさん、お久しぶりです。私は元気です(笑)。
      すみません。色々と忙しくてご返事もできませんでした。
      本は2冊読みました。
      樋口有介...
      うさこさん、お久しぶりです。私は元気です(笑)。
      すみません。色々と忙しくてご返事もできませんでした。
      本は2冊読みました。
      樋口有介最新刊「ぼくはまだ、横浜でキスをしない」と朝井リョウの最新刊。
      ただレビューが書けませんでした。
      ホントに疲れ果てていて、じっくり文章を書く気力が出ないのです。
      とりあえずご報告まで。<(_ _)>
      2016/12/18
  • あまり読んだことのない方の文章が読めるので、こういうアンソロジーは楽しい。今回一番面白かったのは(文章ではなくマンガなんだけど)犬丸りんさんの「ヤキソバパンの思想」。味わいのある絵がとても良かった。「おじゃる丸」、子どもたちと一緒によく見た。好きだったなあ。亡くなられたのを知ったときはとても悲しかった。

    伊藤比呂美さん、佐野洋子さん、岸本佐知子さん、穂村弘さん…、こういうラインナップには本当に嬉しくなる。必ず面白いんだもの。とりわけ心に残ったのが、伊藤比呂美さんによる次のくだり。

    「日本語の幼児語では、パンを、『ぱんぱん』という。ぱんぱんたべる? と、こう、あかんぼに身をかがめて、その乳くさいにおいを嗅ぎながら訊きますと、答えはどうあれ、なんですかそこに、ふわふわの子育てが、子育てのきたない部分も、うっとうしい部分も、泣きたくなる部分も、何もかもとけてってしまうような、そんなふわふわの部分が、立ち上がってくるような気がします。しません?」

    しますします。

  • 本の中の食事描写とか、エッセイの中での食についてのコラムとかが好きだからこの「おいしい文芸」シリーズに期待してたけど、正直微妙だったな~
    昭和の作家が多くて、全然共感できない&文章が古くて読むのが辛かった…
    あと書き下ろしじゃなくて色々な本からの抜粋なのね~
    もうちょい現代に寄せたものが良かったな…

  • いろいろな人のパンにまつわるアンソロジー。

    数ヶ月前から、息子の離乳食用にパン屋さんで食パンを買い始めた。
    離乳食だけでは多いから……と理由をつけて、おこぼれを味わう。
    ひとくちに食パンと言っても、素人にも分かる「パン屋さんの食パンの美味しさ」!

    パン粥が切れないのは、それが理由なのだ、息子よ

  • (2017/4/11読了)
    「くだもの」の時のような、食べた〜い!と言う欲求はなかった。
    パンにわずかに触れる程度の話や、主人公がパンではないと感じる話、逆に超専門的な話もあり。
    パンを食べるのが好きなので、美味しい話が満載!を期待していたので、少し残念。
    作者も私の親の年代の方も多く、パンが珍しかったり、美味しくなかったり、給食も食べられなかったりの、パンから想像する幸せとは真逆な話も多かった。
    気になったのは、林望美さんの話の中に登場した、ブランストンピクルスとマーマイト。いつか食べてみたい。懐かしく思い出したのは、玉村豊男さんのカスクート。思えば、学生時代に、安いからと食べていたカスクートが、私のパン好きの始まりかも。

    (内容)
    こうばしい香り、パリっとした歯ざわり、ふんわりとした口どけ……など「パン愛」あふれるエッセイ41篇を編んだアンソロジーは、パン好き必携の一冊です。「おいしい文藝」シリーズ第8弾。

    (目次)
    津村記久子 パン・アンド・ミー
    穂村弘 結果的ハチミツパン
    江國香織 フレンチトースト
    阿川佐和子 パンの時間
    辰野隆 蛮喰
    草野心平 粥とパンとの毎朝
    山口瞳 朝食にパン!
    源氏鶏太 アンパンとゴルフ
    大橋歩 サンドイッチはトーストして
    中原淳一 サンドイッチをたのしく飾る
    獅子文六 明治のサンドウィッチ
    立松和平 母はパン屋さん
    宮下奈都 パン
    平松洋子 パンの耳
    東直子 山手線とクリームパン
    入江敦彦 ロバの蒸しパン
    山本一力 どっしりとしたジャムパン
    高橋みどり 実はパン好き
    角田光代 逃避パン
    群ようこ 他力本願パン作り
    戸板康二 思い出のパン
    岸本佐知子 一度きりの文通
    佐野洋子 コッペパン
    林望 草の上の昼食
    開高健 パンに涙の塩味
    澁澤龍彦 反対日の丸
    増田れい子 クリームパン
    川上弘美 しょうがパンのこと
    長田弘 ショウガパンの秘密
    米原万里 パンを踏んで地獄に堕ちた娘
    四方田犬彦 バゲット
    鹿島茂 フランスパン
    玉村豊男 サンドイッチとカスクルート
    池澤夏樹 サンドイッチ諸島
    重金敦之 あんパンのへそ
    荻昌弘 パン
    赤瀬川原平 貧乏なタイムマシン
    伊藤比呂美 おぱんといふもの
    犬丸りん ヤキソバパンの思想
    外山滋比古 パンとご飯
    吉本隆明 パンの詩

  • 河出書房新社のおいしい文藝シリーズ。めったに買わない単行本を買ってしまった。『ずっしり、あんこ』と迷ってこちらを。「私たちこんなにパン好きなんだぜ!」という熱量はほどほどに作家41人それぞれの生活や思い出にパンがありやさしさがあるエッセイだった。

  • 様々な作家の、ある食べ物について書かれたエッセイを集めた変わったエッセイ集、今回のテーマは「パン」。
    あらゆる年代の(すでに鬼籍に入られた方も多い)エッセイを集めているため、「パン」というものが日本の生活にどのように馴染んできたのかが垣間見えるのが面白い。
    昭和の頃のジャムパンの思い出、バゲットをはじめとするフランスの香りへのあこがれや驚き、やがて日常的においしいパンが買えるようになり、夜中に小腹がすいたら食べるようなものになり、ついにはホームベーカリーで簡単に自作するものになる・・・。
    日本食文化におけるパンの位置づけがどのように変遷してきたかがよくわかる・・・といったら大げさだけど、おもしろい。
    それにしても何名かの作家が「ロバのパン屋」について書いているのに驚いた。そんなメジャーな移動パン屋さんがあったのか。

  • +++
    こうばしい香りに包まれた「パン愛」あふれるエッセイ41篇を収録したアンソロジー。パン好き必携「おいしい」文藝シリーズ第8弾。
    +++

    カバーの色からしてこんがり香ばしそうで、見るだけでよだれが出そうである。そんなパン好きな作家たちが、パンにまつわる思い出や体験談、パンに求めるものといった事々を、ひと言ずつ寄せている。パンいま昔物語的なものも多く、現代の日本に暮らすしあわせを改めてかみしめる思いである。パン好きとしては、手に取らざるを得ない一冊である。

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著者プロフィール

赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい)
1937年横浜生まれ。画家。作家。路上観察学会会員。武蔵野美術学校中退。前衛芸術家、千円札事件被告、イラストレーターなどを経て、1981年『父が消えた』(尾辻(★正字)克彦の筆名で発表)で第84回芥川賞を受賞。著書に『自分の謎(★正字)』『四角形の歴史』『新解さんの謎(★謎)』『超芸術トマソン』『ゼロ発信』『老人力』『赤瀬川原平の日本美術観察隊』『名画読本〈日本画編〉どう味わうか』。また、山下裕二氏との共著に『日本美術応援団』『日本美術観光団』『京都、オトナの修学旅行』などがある。2014年逝去。

「2022年 『ふしぎなお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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