- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309024882
感想・レビュー・書評
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俵さんの短歌は、どこか艶っぽい。そして、「そうそう」と想像してしまうのだ。
この短歌を詠む人は、どんな女性なのだろう。
この言葉の選択は、どんな経験から来ているのだろう。
そして、どんどん好きになる。
言葉の美しい人に、私は虜になってしまうのだ。
愛ひとつ受けとめられず茹ですぎのカリフラワーをぐずぐずと噛む
万智ちゃんがほしいと言われ心だけついていきたい花いちもんめ
愛された記憶はどこか透明でいつでも一人いつだって一人-
2019/12/13
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2019/12/16
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2019/10/08
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買い物袋のような一日を幸せで一杯にしたい
時間を食むように 幸せを飲むように
待つ間に 幸せを見つけたい
落ちていく夕日に 過ぎゆく幸せが
アルコール度数
すべてお金に変換できる愛情
一輪の薔薇も 買ってくれた鞄も
プレゼントの指輪も
どうか私にお金では代えられない愛をください
隣にあなたがいるということ
会話をするのは確かめるため
帰ってきて 胸に沁みこんで
初めて知る あなたは温かいひと
あいまいなまま続いてしまう関係に
終わりが見えないことに不安になる
終わらせるのはあなたか私か
いつまでも決められない
ついていきたいと思わず駆け出しそうな恋と
ついていくだけの未来を魅せてくれるのか醒めた瞬間
男と一緒に未来を捨てる
どうせ離別するのがわかっているのに同じ景色を共有してどうするの
あなたのいない未来に残した思い出写真と重なる
あなたのために
抱きしめた愛情のゆくえにある
帰ってくる場所
そんな約束してしまえるほど私はあなたに近づいてはいない
あなたに抱きすくめられて散るはなのような未来を思って春が悲しい
愛を魅せてほしい
でもそれ以上に愛ではないもので私はあなたを信頼する
思い出が形になったら
残しておけるのに
――あるいは 無くしてしまえるのに
言葉にすれば届くとでも思ったの?
だって月にさえ触れられないじゃない
旅先で心と重ね合わせる風景
私の心とはまるで関係のない場所で
あなたを思い わたしに思いを馳せる
日常のことあるごとにあなたのことを思い出す
あなたが日常で染まっていく
自分の心を硝子のように砕いて海にまいて光を吸って息をしたい
あなたを体と心のすべてで感じられるように -
小さいときにベストセラーとして知っていたこの本。サラダ記念日の俳句しか知らなかったが。大人になって初めて手にとって読んでみると。素直に「あ。わかるこれ」といった句があり、佐々木さんの後書きのようにさっぱりとした失恋の句等は成る程確かにと思えた。湿っぽくなくて良い。
今読んでもとても良いです。
初めて俳句を良いと思ったかもしれない。
また読み直してこの俳句を味わいたいと思う。 -
たくさん恋愛した人なんだなあと単純に思ってしまった。出てくる固有名詞はこれらの歌が読まれた時代のアンカーになっているが、これら歌には今の時代でも共感できた。
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みずみずしい。
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7月6日はサラダ記念日
手にした時懐かしく、しかし中身は今だからわかるものが多々。
時々読みたくなる一冊。 -
若さが躍動する相聞歌。歌集を初めて通しで読む。物語になっていることに驚き。ブームとはいえ共有できた時代が何となくうらやましい。今なら他者と何を共有する。
るきさんっぽいけどるきさんではない。時代はそのくらいか。
恋をしていると何もかもが詩になるのかな。色が鮮やかになるのかな。
コメントありがとうございます。
カレー味の唐揚げで日付も7月6日ではなかったそうですね。
でも、7月6...
コメントありがとうございます。
カレー味の唐揚げで日付も7月6日ではなかったそうですね。
でも、7月6日はサラダ記念日です♪
カレー…の件は感想にお書きになってましたね。見落としてしまってたようでごめんなさいm(_ _)m。失礼いたしました。...
カレー…の件は感想にお書きになってましたね。見落としてしまってたようでごめんなさいm(_ _)m。失礼いたしました。
知らないこと沢山あるので、これからもいろいろ教えてくださいね(*´▽`*)♪
知らないこと沢山あるので、これからもいろいろ教えてくださいね(*´▽`*)♪