まるまる、フルーツ (おいしい文藝)

  • 河出書房新社
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レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309024950

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  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    イチゴ、さくらんぼ、ネーブル、グレープフルーツ、桃、すいか、マンゴー、梨、ドリアン、バナナ、りんご…。色とりどりのフルーツにまつわる42のエッセイ。

    阿川佐和子 いちごの贅沢
    是枝裕和 イチゴ
    田辺聖子 いちごの風合
    巖谷國士 さくらんぼ
    村上春樹 決闘とサクランボ
    三浦哲郎 サクランボを食べながら
    武田百合子 枇杷
    川上弘美 はっさく、ぽんかん、夏みかん
    安野モヨコ ネーブル
    小沼丹 夏蜜柑の花
    戸塚文子 グレープ・フルーツ
    島田雅彦 アンズと格闘
    辻村深月 くだもの絶品料理
    酒井順子 ヤマモモの愉悦
    白石公子 桃の一番おいしい食べ方
    宮尾登美子 桃
    三浦しをん 夏の思い出
    町田康 地下鉄のなかで桃を食う。手も服も。身も心も。
    中上紀 マンゴー、マンゴー
    向田邦子 メロン
    堀江敏幸 西瓜の味
    伊藤比呂美 この夏はスイカを食べずに過ぎにけり。
    青木玉 西瓜の舟
    村岡花子 ぶどうの房
    宮沢章夫 梨の季節
    角田光代 果物は好きですか
    檀一雄 たまには果物の話もしよう
    石井桃子 くだもの やさい
    光野桃 果物の一夜
    森茉莉 子供の時の果物
    生島治郎 吉行淳之介氏とドリアン
    獅子文六 バナナの皮
    穂村弘 小梅とイチジク
    阿刀田高 ラ・フランスを語る
    花村萬月 甘いもの
    池波正太郎 十一月 葡萄と柿
    今東光 柿
    戸板康二 くだものの皮
    内田百閒 林檎
    佐藤正午 リンゴのおいしい食べ方
    江國香織 果物、果物、果物!
    茨木のり子 くだものたち

    阿川佐和子の1つめのエッセイのインパクトといったらないわ。イチゴがバイオレンスに化す阿川家。。。

  • フルーツの中で桃が一番好き♪しかも好みの桃が宮尾登美子さんと一緒だ!(°▽°)茨木のり子さんの「くだものたち」が素敵*。・+(人*´∀`)+・。*

  • 果物って、子どもの頃とかのそれぞれの人の幸せな記憶とよく結びついてるんだなあって思った。
    なんかくだものそれぞれに人それぞれの思い出があって、
    たべものっていうより、ひとのおはなしの一冊だったなあっと。
    なんかたべものシリーズの中でちょっと毛色が違う感じ。
    ボーナスの日に果物三昧でお祭り騒ぎをしたご両親の話、
    すっごく素敵。
    そーゆー記憶があるだけで人は幸せで生きられる、と思う。
    あ、でもやっぱり、ちゃんと食べ物に焦点があたってる話もあって、食パンにスライスりんごはおいしいと思うけど、りんごも一緒に焼いた方が私は好みです

  • ん〜、だな。

  • 果物についてのエッセイ集。
    様々な人のエッセイを集めているので、色々な意見が見えて楽しい。
    一番果物を愛していそうなのは江國さんかな~。

  • 果物ひとつ食べるにもそれぞれの物語☆

  • このおいしい文藝シリーズも色々続くなー。楽しい、色んなお話あって

  • 河出の「おいしい文藝」シリーズは、パルコの食べものアンソロジーよりふわっと軽い感じがするのだけど、今回はフルーツなのでよりその印象が強い。罪のない幸福感をまとった文章が並んでいるように思った。

    どれもそれぞれに楽しい中で、心に残ったのをいくつか。

    安野モヨコ「ネーブル」は、亡くなった義父が最後に丹精したネーブルを食べたときのことが綴られている。「田舎の家の長男のヨメ」という感じからはほど遠い印象のある安野さん。照れ屋で働き者の義父について「私のような生意気な嫁をよく可愛がってくれたものだ」「そんな心の広い義父が大好きで、入院してからはできるだけ時間を作って夫と山口に帰る事にしていた」と書いている。最後のネーブルは本当にぎっしり自然のエネルギーが詰まっているようで、徹夜明けの体がみるみる蘇生して元気が出たが、明るくなった空を見上げていたら目がうるんできたそうだ。「あとからあとから涙があふれ、止まらなくなってしまったのでしばらくそのまま空を見ていた」とあって、胸がジーンとした。

    光野桃「果物の一夜」は、子どもの頃の思い出。いつもより早めに帰ってくる父を駅に迎えに言った母は、父と共に果物屋さんのお兄さんを連れて帰ってきた。何段もの木の箱から出てくるのは、食べきれないほどの種々様々な果物。桃、スイカ、バナナ、葡萄、びわ、オレンジ、甘夏、サクランボ…、「幸せというものを形にしたとしか思えない味」をみんなで堪能する。晩ご飯が食べられなくなり、次の日お腹を壊すほどに。それはボーナスの日だった。若かった両親が、支給されたボーナスのうち自分たちのために使えるほんの僅かのものをどう使うか考えて、子どもたちをビックリさせ喜ばせようと、果物をたくさん買うことにしたのだった。「口と手をベタベタにしながら心ゆくまで味わっていたのは、父と母に包まれていることのやすらかさだったのだと、いま思う」とあるのを、深くうなずきながら読んだ。

    というような「いい話」の一方で、こういうアンソロジーでは常連の内田百閒先生、ここでもまた変人ぶりが遺憾なく発揮された一文が載っていて、これがおかしい。「水菓子屋」に林檎を買いに行くのだけど、高いの安いのいろいろある。どう違うかわからないので、全部一つずつ買って食べ比べてみようと考え、番頭に取らせるのだが、そのうちどれがどれかわからなくなってしまう。そこで筆を借り林檎に値段を書こうとしたら、番頭が怒り出して結局売ってくれなかった、という顛末を至極理不尽な扱いを受けたという思いで書いてある。いやいや、番頭さんはさぞかし不審であっただろう。百閒先生、店の主人に怒りの手紙まで書いたそうだ。

  • 穂村弘さん(小梅とイチジク)と辻村深月さん(くだもの絶品料理)の話が良かった。

  • (2017/1/27読了)
    お気に入りの作家さんの名前が何名かあったので、借りてみた。
    ほとんどの話が、その果物への情熱で溢れている。果汁も滴り落ちるほどに…想像を掻き立てられ、無性に食べたくなってくる。
    今は季節ではないけれど、桃の時季になったら、多少値がはっても、むしゃぶりつきたいと思う。
    話の順番も、素晴らしい。阿川さんのイチゴでスタート、かなり情熱的な話や心温まる話、嫌な思いを面白おかしく書いた話があり、ラストに茨木さんの詩…葡萄は秀逸!…ストンと落ち着く。
    シリーズ(?)に、パンのもある様子。読むかどうか迷うなぁ。読んだら絶対にたべまくるだろうから。

    (内容)
    イチゴ、さくらんぼ、ネーブル、グレープフルーツ、桃、すいか、マンゴー、梨、ドリアン、バナナ、りんご…。色とりどりのフルーツにまつわる42のエッセイ。

    (目次)
    阿川佐和子 いちごの贅沢
    是枝裕和 イチゴ
    田辺聖子 いちごの風合
    巖谷國士 さくらんぼ
    村上春樹 決闘とサクランボ
    三浦哲郎 サクランボを食べながら
    武田百合子 枇杷
    川上弘美 はっさく、ぽんかん、夏みかん
    安野モヨコ ネーブル
    小沼丹 夏蜜柑の花
    戸塚文子 グレープ・フルーツ
    島田雅彦 アンズと格闘
    辻村深月 くだもの絶品料理
    酒井順子 ヤマモモの愉悦
    白石公子 桃の一番おいしい食べ方
    宮尾登美子 桃
    三浦しをん 夏の思い出
    町田康 地下鉄のなかで桃を食う。手も服も。身も心も。
    中上紀 マンゴー、マンゴー
    向田邦子 メロン
    堀江敏幸 西瓜の味
    伊藤比呂美 この夏はスイカを食べずに過ぎにけり。
    青木玉 西瓜の舟
    村岡花子 ぶどうの房
    宮沢章夫 梨の季節
    角田光代 果物は好きですか
    檀一雄 たまには果物の話もしよう
    石井桃子 くだもの やさい
    光野桃 果物の一夜
    森茉莉 子供の時の果物
    生島治郎 吉行淳之介氏とドリアン
    獅子文六 バナナの皮
    穂村弘 小梅とイチジク
    阿刀田高 ラ・フランスを語る
    花村萬月 甘いもの
    池波正太郎 十一月 葡萄と柿
    今東光 柿
    戸板康二 くだものの皮
    内田百閒 林檎
    佐藤正午 リンゴのおいしい食べ方
    江國香織 果物、果物、果物!
    茨木のり子 くだものたち

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