きみの言い訳は最高の芸術

著者 : 最果タヒ
  • 河出書房新社 (2016年10月26日発売)
3.75
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  • 本棚登録 :401
  • レビュー :27
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309025124

きみの言い訳は最高の芸術の感想・レビュー・書評

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  • 最果タヒさんの詩集は読んできたのですが、エッセイに接するのは初めてです。なんだか、生きていていいんだ、と思えました。最近の自分の性格の悪さに自己嫌悪に陥っているのですが、タヒさんのひりひりする言葉にほっとしました。タヒさんの言葉は真摯です。冷たいようで、優しさも感じます。そして潔いです。強いな。わたしもそんな強さを持ちたいです。詩集とエッセイと読んだので、小説も読んでいきたいです。

  • エッセイっていうジャンルは、さくらももこさんのエッセイしか読んだことがなかったので、日常の出来事を著者それぞれの切り口で書いてあるものだと思っていた。だから、この本は最初からわりと面食らった。
    最果タヒさんが、何をしたかは全く書いていない。最果さんの頭の中でその時々で思ったことを覗き見しているようなエッセイ。
    頭の中で色々考えてて、なんか我ながらいいこと考えてるな、って思う瞬間あると思うんですけど、それを目の当たりにしている感じ。

    大人になって色々考えて、考えても他人がわからなくて、上手く行かせるために迎合しようと自分の気持ちを抑えたり、苦しい思いをなかったことにしようとするシーンが私の人生でよくあるんですけど、そのままでいいんだなと思えました。
    嫌なら嫌でいい。

    生きてますし。

    そんな風に思えました。感謝。たまに手に取る本になります。

    詩も読んでみたい。

  • 2017年の読み納め。
    最果タヒさんが頭の中で考えていることをそのまま文章にしたという印象。
    こんなに鋭い感性で物事を捉えて言葉にし文字に起こせるなんて羨ましいと思う。
    印象に残ったのは
    『きみが友達との楽しい時間のために、ひねり出した悪意について。』
    『最強ですから最強です。』
    『リアリティ輪廻転生』
    『ノスタルジック満腹』
    個人的にこの人の文章を読むとき
    「あー、いい言葉だなー」
    としみじみ感動することより
    「わかるなー、飾らず言うとそうだよなー」
    とニヤつきながら頷くことのほうが多い。
    それがいい。
    言われたら、わかるわかる!となることを絶妙な表現で文章化する。それがこの著者の好きなところ。

    『夜空はいつでも最高密度の青色だ。』
    年始の間に映画観よう

  • 日常の背景に溶け込んでいるようなとりとめもないことを愛おしく思わせてくれる文章。退屈や平凡から抜け出そうとしたり、「自分は他の人とは違う」というありきたりな見栄を、まぁまぁ、と、慰めてくれてるような気がした。至極個人的で稚拙な感想を持つことをちゃんと許してくれているようで、なんだかやさしい本だなと思った。

  • 最果さんの作品をあまり読んだことがないからかもしれませんが、詩のイメージよりも柔らかい性格の人だと思った。
    「わかってもらえないことや、わかってあげられないことが、ちゃんと心地よいままでいたい。」はすっごくわかる。

  • これエッセイってかブログ掲載の文章+αだったのか・・・。
    なんか…宇多田ヒカル聴いて、椎茸とナスが嫌いで、将棋の羽生師匠が好きで、ロザン(芸人)のローカル番組も好きで、アイスクリームも好きで…って、わりと普通の人間なんだな最果タヒ先生…。

  • 914.6

  • 詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』が映画化の詩人さんです。興味があったので予約。詩人ってあこがれたけど、世界を少し違う視点で見ることができる人があの圧縮した世界を作れるんだろうな思った。

  • 最果さんは詩をはじめて読んだとき、こんなに壊れそうな言葉を並べる人がいるのかと衝撃を受けたひと。エッセイにも詩のような独特のリズムがあって、思ってもあえて言わないようなことを書いてくれていて、それが心を慰めたりはらはらさせたりするんだ。

  • 他者とは分かり合えないことが当たり前。
    分かり合えることの方が気持ち悪い。
    どんな人であるかより、そこにいる人が愛おしい。

    言ってることは至極正しいし、非常に共感できる部分もあるのに、同時にものすごく反発したくなる。
    心をかき乱されて、とても不快。でも、読了。

    心をボコボコに殴られた気分。
    「自分も痛いけど、相手の手も痛いだろうな」って時のあの気分になりました。

    多分、もう少し時間が経たないと、この人の他の作品には手を出せない。
    いろんなことを受け容れられない自分の小ささと真正面から向き合わされるからかもしれない。

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