自生の夢

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 281
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309025216

感想・レビュー・書評

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  • 新作が出てとにかくうれしい。言葉や音楽が想起するイメージの宇宙を漂うような、濃厚な短編集。映画のエッセンスもところどころに盛りこまれ、調べながらまた再読して楽しめる気がする。「廃園の天使」も待っています。

  • 好:「海の指」

  • 「海の指」がキャッチーだった。読みながら「アニメか漫画になったら楽しそうだな」と思っていたら、漫画化を想定していたようなことが解説に書いてあってやっぱりかと思った。読んでいて頭で結ばれる映像が面白い。動きがあってワクワクする。その上で人物の心理も行間から伝わるものがある。
    他の作品も含めると、実験的な構成も多かったように思った。なぜこの本を手に取ったのか全くわからないが、それなりに楽しめたと思う。

  • 読む者の想像力が「これでもか」というほど試される。気を抜いてしまうと、作品に置いてきぼりされてしまう。遠い未来と今とは実は隣り合わせなのだということを溢れんばかりのコトバと身体をすっぽり包み込むモジが教えてくれる。
    もっともっと想像力が欲しい…。

  • 2018.6.6読了
    はるかな響きと銀の匙が特に好きだった。
    この著者の作品は初めて読んだが、ほかの作品を早く読んでみたい。

  • うーん、SFってかまさにハヤカワ文庫、みたいな・・・。そんな感じ。

  • 日本SF大賞ときいて初めて読んだ作家だが、異世界のイマジネーションを喚起する力がすごくて驚いた。難解で美しく、まさにSF。「海の指」や「星窓」あたりはなんとかついていけるが、アリス・ウォンのシリーズになるともう想像力と感性が振り切れる。すばらしい。

  • 過去に出版された作品を収録した短編集。作品自体はほぼ独立してるのだが、頭から読んでいくと、登場するキャラクタや場面が何度か登場し、あたかも連作短編集のように読める。むしろ、連作と思って読んだ方が驚きが大きい。例えば、最初の「海の指」。穏やかなどこにでもある漁村の物語のようだが、実は現実と異なる世界を見事に構築している。これだけでも面白いのだが、「曠野にて」などで「海の指」で描かれるあのシーンがここにつながっているのかなどと気づいた瞬間に、本全体がとてつもなく深いものになる。ここで二度目の驚きを体験する。SF大賞(2017年度)を受賞したのも頷ける。

  • SF。短編集。
    表題作と「はるかな響き」は既読。
    相変わらず難しい。
    「♯銀の匙」「曠野にて」「野生の詩藻」は「自生の夢」とのシリーズもの。正直ニガテ。
    「海の指」「自生の夢」「はるかな響き」は好きなため、ハッキリと好き嫌いが別れた作品集でした。

    「海の指」人類滅亡もの。海洋の100%、陸地の99%が灰洋となり、人類の99.9%が消えた世界。灰洋という独自の世界観。圧倒的なビジョン。想像力が及ばない。傑作。

    「星窓 remixed version」幻想っぽい。ジュブナイル?読みやすい。

    「自生の夢」言語SF?VR?会話が刺激的で面白い。

  • 短編集。一部連作。
    中盤から表題作含む3連作が入り、あれ?実は全部繋がってる?と思ったあたりで集中出来なくなった。連作集でよくある配置だから…。
    で、3連作の次、ラスト1話で全部繋がるのかと思いつつ読んだせいか、モヤモヤして終わった。連作は3作だけだった。
    配置悪いなあ……。

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著者プロフィール

1960年島根県生まれ。島根大学卒。第1回三省堂SFストーリーコンテスト入選。『象られた力』で第26回日本SF大賞、『自生の夢』で第38回同賞を受賞。著書に『グラン・ヴァカンス』『ラギッド・ガール』。

「2018年 『ポリフォニック・イリュージョン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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