さざなみのよる

著者 :
  • 河出書房新社
3.79
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本棚登録 : 4570
感想 : 515
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309025254

感想・レビュー・書評

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  • とある家族の三姉妹の次女が、若くして亡くなった。次女が亡くなる前後のその家族や親戚など1人1人の考えや関わりをまとめた物語だった。

    物語が進むのが遅く、全体的に似たようなことが書いてあり、途中で飽きてしまったため読むのを中断した。

  • 第1話、第2話…と区切られ間隔が空けられているのが読みやすく、またドラマ仕立てのように感じ、タイトルの波紋も広がってゆく。

    ふふと笑うところや頷くところも彼に見せるとあったのだけれど、私は流して読んでしまっていた。

  • 我が地元が誇る味噌屋さん『株式会社米五』様が会社独自で行なっているのが、社員の読書習慣をつける為にと初めた、本屋大賞ノミネート10作品の中から発表に先駆けて独自に大賞を出す『みそ屋大賞』。これに選ばれたのがこの作品。
    この取り組みは非常に良いなあと凄く感心しております。よし、それでは弊社主催の『いんさつ屋大賞』をパクろうと思いましたが、本を読むのは私だけでした。本当にありがとうございます。
    で、本作ですが、えーと、まー、何と言うか中身が薄っぺらい。泣かせる本と謳ってますが、違う意味で泣かせられました。即メルカリへ。
    43歳と言う若さで癌で亡くなった小国ナスミと言う女性を中心にその周辺のサイドストーリーを14話のオムニバス形式書かれており、ま、読んでみると、これらが全て繋がる訳ですよね。あるある。
    そもそもこの小国ナスミと言うキャラ自体が生理的に1番嫌いなタイプで、まずそこでガスター10H2ブロッカー発令。
    その周辺もいい人過ぎで胡散臭くて消臭力噴射。
    ま、フィクションなんですから嘘でいいんですよ、ただ名作は、嘘で有りながら真実を思わせる筆力と言うかストーリーというか、全く感情移入できないわこれ、本当何と言いますか、ま、軽くて泣かせやろうかな感が半端ない、泣くか!そんなもん!泣くのはみそ屋ぐらいや!
    漫画『ウロボロス』の方が泣けるわ!

    『みそ屋大賞』は本当に素晴らしい、是非続けて下さい!

  • これこれ、こんな本が読みたかった。
    以前NHKの年末だか年始だかのドラマ「富士ファミリー」の小説版。観たいなと思いながら録画する暇もなくて、再放送ないかなと期待してたんだけどなさそうだしと思ってたんだけど小説になっていた。
    小国ナスミ43才が癌で死ぬところから話は始まる。死を目前にしながら悟りを開く様に死を受け入れる。年代的に直面する人が多くてイタタタタと思うこともあるけど、こんなふうに受け入れるとかえって楽になれるのかな。
    その後家族、友人、関わりのあった人達がナスミの死を受け入れ消化する(昇華?)、それぞれが前に向かう。
    いい話だった、でも細部をもっと味わって読めば良かった。だから再読しようっと‼
    NHKもう一度ドラマ放送して

  • 本屋さんのイチオシと書いてかってみましたが、いまいち世界に入れず、、、。私には合わなかったかな。

  • ナスミの言葉が、いつまでもみんなの中に生きていると思った。
    彼女を思い出す人たちの心情は、さざなみの様に穏やかだった。
    一番印象的だったのは、愛子。
    ナスミみたいに、ではなく、ナスミ自身になりたいと思うほど憧れる姿。不器用な程に自分に素直で、周りに愛されていたナスミの人間像が一気に膨らんだ。

    自分も『いい人生だった』と思えるくらい、大きく笑いながら生きたい。
    穏やかな気持ちになれる本でした。

  • ナスミの死と関わった人の人生

  • それぞれの短編が一つの物語を紡いでいく書き方はそろそろ飽きた
    そしてあまりに漫画チックなこの物語に感動は、無い
    五階と誤解もえ? なにそれ? って話の後半までもそれは無い!
    結局最後まで主人公のナスミ像が曖昧過ぎて入り込めずに終了した

著者プロフィール

夫婦脚本家。ドラマ「すいか」で向田邦子賞、「Q10」「しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉 創作の“世界”」で2年連続ギャラクシー賞優秀賞。他に「野ブタ。をプロデュース」等。著書『二度寝で番茶』など。

「2020年 『さざなみのよる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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