ストラディヴァリウスを上手に盗む方法

著者 :
  • 河出書房新社
2.93
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本棚登録 : 75
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309025698

作品紹介・あらすじ

時価十数億の伝説の名器が華々しきコンサート会場から消えた! 巨大な密室と化した超満員の音楽ホール。犯人の驚愕の手口とは?

感想・レビュー・書評

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  • 相当なクラシックおたくでないとわからない情報が満載。私は少しはクラシックを聴くけど、ほとんどちんぷんかんぷんだった。
    小説自体は可もなく不可もなし。最初の「ストラディヴァリウス」が一番おもしろかった。「ワグネリアン」は2本目の落ちが見え見え。「レゾナンス」は学生時代の処女作だそうだが、これはいただけなかった。ミステリーに進んだのは正解だと思う。
    内容とは別だけど、本の装丁がいい。カバーを取ると、表紙が作中に出てくるある作品の楽譜になっている。この装丁に惹かれて読む気になった。これは、電子書籍では味わえない楽しみだ。

  • 音楽雑誌に書いたという作品も収録され、ミステリィを期待して読むと外されます。

    「ストラディヴァリウスを上手に盗む方法」
    「或るワグネリアンの恋」
    「或るワグネリエンヌの蹉跌」
    「或るワグネリアンの栄光」
    「レゾナンス」

  • 最初はなかなか面白かった

  • 音楽を主軸においた連作短編集。多彩な読み味で、ミステリの面白さやコミカルな人間関係、そして崩壊と幻想的な余韻など作品によって異なる印象がなんとも楽しい作品でした。  特に『レゾナンス』は緊迫感と盛り上がり、そしてラストの風景が美しく、大好きです。

  • 【収録作品】ストラディヴァリウスを上手に盗む方法/ワグネリアン三部作 1 或るワグネリアンの恋/ワグネリアン三部作 2 或るワグネリエンヌの蹉跌/ワグネリアン三部作 3 或るワグネリアンの栄光/レゾナンス
     面白いのだけれど、私には専門的すぎて、流し読みの部分あり。

  • クラシック音楽のうんちくを楽しむ本。
    その部分は読んでいて楽しいですが、著者の書く若い女性像にとても違和感を感じます。
    バブルの頃のイメージ。
    話し方、考え方が古臭くて、ステレオタイプに描かれた女性ばかり。

    一体いつ書いたの?と巻末を確認したら、
    表題作が書き下ろしで、それ以外の3作も5年以内に書かれたもの。

    女性受けはしなさそうです…。

  • 芸術探偵シリーズは、正直謎解きを楽しむというより蘊蓄を楽しむことをメインにしてるので、表題作のトリックも「そんなん音楽に詳しくない素人に見抜けるわけないわー!」とはなりませんでした。「へ〜バイオリンってそうなの〜へぇ〜」と感心しきりに徹することができる私は、すごく優等生な読者だなァと思います(作文)。

    表題作もいいんですか、個人的にはワグネリアン三部作が面白かったかな〜。
    ワーグナーってあれだよね…タンホイザーとかワルキューレとかジークフリートみたいなアレでしょ…年末によくEテレとかBSで見るヤツ…位の知識しかない私でも楽しめました。オチが小気味良くて軽快。深水作品お馴染みの芸術への愛を感じられて満足できる連作です。

    千住博さんの著作でも感じたけど、特定の分野の芸術を、その芸術の表現方法ではない文章という手法で説明して、なおかつ興味を抱かせるって、すごいことなんじゃないかなあって思うんですよね〜。


    ◎ストラディヴァリウスを上手に盗む方法…時価数十億のストラディヴァリウスがコンサート会場から忽然と消えた!容疑者は観客とオーケストラの団員達に絞られたが、懸命の捜査にも関わらずストラディヴァリウスの行方は杳としてしれない。果たして、犯人はどこにバイオリンという決して小さくない楽器を隠したのか?そして、芸術探偵が犯人を指摘した驚くべき方法とは?

    ◎ワグネリアン三部作…ワグネリアンを自称する男はクラシックに毛ほども興味のない恋人をワグネリエンヌに仕立てようと奮闘し、/熱烈なワグネリエンヌの女はワーグナーへの愛ゆえに就活をことごとく失敗するもその愛ゆえに最高の仕事を見つけ、/3名の選ばれしワグネリアン/ワグネリエンヌはマニアックなクイズ番組でワーグナーの知識を競い合う。

    ◎レゾナンス…深水先生の処女作。冒頭から瑞々しさ爆発←←

  • 音楽が主題になっている中短編集なのだけど、ミステリは芸術探偵・瞬一郎が出てくる冒頭の中編だけ。相変わらず音楽の専門知識(今回はヴァイオリンに関して)が出まくりで、犯人の絞り方もトリックも普通の人にはまず想像出来ない。まあ、そこそこ面白かったけど。
    次の三部作はユーモア小説なのだろうか? ワーグナーに造詣のある読者なら大ウケするかもしれないが、大概の人は面食らうのじゃないかな。ターゲット、狭すぎでしょ。
    最後の作品は殆ど純文学。著者の正真正銘の処女作だそうだ。これも興味が無いと厳しい。

  • クラシックの素養には役立つが、それに伴うサスペンス的なのもは、相乗効果あるまではいかない。

  • 65-8-16

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著者プロフィール

1963年山形県生れ。2007年『ウルチモ・トルッコ』でメフィスト賞を受賞しデビュー。同作は『最後のトリック』と改題文庫化されベストセラーに。11年「人間の尊厳と八〇〇メートル」で日本推理作家協会賞。

「2020年 『最高の盗難 音楽ミステリー集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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