母ではなくて、親になる

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 508
レビュー : 72
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309025803

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと変わった子育てエッセイです。
    著者のナオコーラさんはひたすら考えます。
    お産をすること、夫婦で育児をすること
    子どもが泣くということ・・・
    何もそんなことまで細かく考えなくてもと思う程
    真面目に考えて考えて
    子どもと、そこにある社会の常識と
    向き合っていくのです。
    彼女の場合、その真面目さ真剣さが
    そのまま子どもへの愛なのでしょう。
    ちなみに遥か昔に経験した私の育児では
    考えると腹が立ってやってられなくなるので
    子育てをしない夫や癇癪を起して泣き止まない子どもを前に
    ひたすら頭の中を空っぽにし、何も考えないことだけを心掛けていました(笑)
    ナオコーラさんがこの先どんな風に子どもを育てていくのか、
    ぜひ続きが読みたいです。

  • 私の行く図書館では著者はちゃんとあります。

  • これを読む前に同じくナオコーラさんの
    『かわいい夫』を読んだのだが、
    こっちの本の方が好みだった。

    対象(赤ちゃん)への向き合い方も
    ひとりのひととして、というスタンス、
    父親・母親ではなくどちらも「親」という事実。
    すごくいいなあと思った。

    妊娠中や出産直後の大変さを知る機会が多いが、
    あっけらかんと語られることでの安心感がうれしい。
    未知のことはいつだってたのしみと不安が入り混じるので
    それこそ多様性のある世界を知りたい。

    いつかもし子どもが生まれたらまた読みたい。

  • 2018 3/1読了。
    徹底して「ステレオタイプ」を嫌う作者。母としてではなく親として、夫として妻としてではなく、できる方ができることをやる。男の子女の子ではなく、その子自身の人格を尊重する。こんなご両親に育てられてみたい。
    信念があるのにちょっとブレたりする作者もかわいらしい。

  • 妊娠・出産・育児に関するエッセイというと、どうしても今年読んだ川上未映子さんの『きみは赤ちゃん』を思い出してしまう。ナオコーラさんのこのエッセイは、川上さんのみたいにワクワクした気持ちにはならなかった。
    でも、ナオコーラさんが人として親として、真面目に大切に赤ちゃんと向き合っているのはよくわかった。
    ただ、馬鹿な私は、性別とか差別とかに関してこんなに色々考えていたら疲れないのかな…なんて思っちゃったりして。というか、読んでる私が少し疲れてしまった。
    ワクワクしなかったと書いたけれど、それでももし自分が親になるときがきたら、また読み返したいエッセイではある。

  • タイトルとヨシタケシンスケさんの絵にひかれて手に取った。確かに「母」にはいろいろ重たいものがついてくる気がするけれど、「親」になるのだと思ったら、少しシンプルに考えられるように思う。これは簡単なようでなかなかできない発想ではないかな。

    赤ん坊の成長に沿って書かれたエッセイだが、焦点は子どもではなくて自分。なんとなく予想していたとおり、自尊と自虐が入り交じる作風で、現実には著者とはお友達になれそうにないけれど、読むぶんにはなるほどなあと思うところもあった。

  • 10ヶ月目以降が特に心にささる。
    そうなんだよね。でも、そう思えるのは大切なその時をはるか通りすぎてからなんだよね。

    だから、多くの人がこの本を読んでくれたら良いな

  • 子供がいてもいなくても読み物として面白いと思いました。育児内容が中心ではありますが、そうではない部分も多くナオコーラさん自身の色々な考え方が前面に出ていました。結婚をし出産を経て、環境だったり考え方の変化が出てきている時期のナオコーラさん。子供さん、旦那様と一緒に日々、成長していると感じました。育児と仕事の両立は大変でしょうが、次回作が長編か短編小説だとすれば、どんな内容なのかな?とナオコーラさんの文章が今から楽しみです。

  • すごく面白かった。
    性別とは何か、考えさせられた。

    読者に向かってまっすぐ書いてくれている感じがいい。

  • 自分の育児を思い出しながら読みました。赤ちゃんへの純粋な愛情にほんわかし、著者の世間に対する意見に共感したり考えさせられたりしました。読みやすくて面白かった。

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著者プロフィール

1978年福岡県生まれ。2004年『人のセックスを笑うな』で文藝賞を受賞し、デビュー。小説に『ニキの屈辱』『美しい距離』『趣味で腹いっぱい』、エッセイに『母ではなくて、親になる』など。

「2019年 『リボンの男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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