母ではなくて、親になる

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 520
レビュー : 74
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309025803

感想・レビュー・書評

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  • 最中は夢中で、過ぎたら忘れてしまうもの。育児。中学生ほどになると、赤ちゃんの時はすごく可愛かったよな…って思い出す。

  • どこまでも自分はどうあるかが書かれていて、子育てエッセイ本なのに、読後の所感が山崎さんの小説を読んだ時と同じような感じになった。
    自分のことをぐるぐる考えて出して引っ込めてというのを小説でもエッセイでも変わらなく書くってのブレなくて凄い。

  • 自分の育児を思い出しながら読みました。赤ちゃんへの純粋な愛情にほんわかし、著者の世間に対する意見に共感したり考えさせられたりしました。読みやすくて面白かった。

  • 2点だけ意見が違うな…と感じたけれど、それも良し。(逆に、そうそう!と共感できることが多くてびっくり!)
    いわゆる「ピンクでふわふわ」した赤ちゃんとママの本でなくて好きでした。

  • 赤ん坊のシンプルな気持ちに自分を省みる。

  • 出産を控えた身として、世間の母親像がプレッシャーだったけど、考え方、捉え方はそれぞれでいい。
    肩の力が抜けた。

  • 凄く、真面目な方なんだろうなぁという印象を受けた。理想のために、真面目で、憧れのために、真面目で。少し神経質で。

    『美しい距離』もそおいえば、真面目すぎるほど細やかな気持ちの動き、気遣いを描いていたなと思った。また実のお父さんが癌で亡くなられたということで、小説にリアリティがあることになっとくした。

    1歳8ヶ月の息子の目の前でよんでいたら、息子も自分でゴロゴロしながら本を読んでいた。こんな時間もあってもいいのかもしれないな、と思った。

    真面目で、気にしいで、でも思考するのが好きでっていうなおコーラさんの飾らないところが少し共感できて好きだなって思った。

    「もし、ただ経験と照らし合わせるためだけに文章というものが存在するのたらば、文章を書くのはなんとつまらない行為だろう。」
    「相手の経験の有無で話題を変える必要なんてない、と、やっぱり思うのだ。」

    フェミニスト論
    優性思想、同じ人間が、生き続けるのではなく、新たに人が生まれ違う生き方をしていく意味。

    「新生児にとって私は親ではなくて、世界だ」

    1歳8ヶ月の息子。それぞれの本を読んだ。

    「かわいそうな人を助けたいのではない、困っている人を助けたい。」


  • “「似ているね」と言うのは枷になる。「それぞれだよ」と言う方が自由に生きていける。
    私のところにいる赤ん坊も、親と自分が似ているかどうかなど微塵も考えずに、私が想像もできないような新しい生き方をしてくれたら嬉しい。”(p.74)

  • 最近はずっと本は図書館で借りていたのだけど
    久々に購入したい(手元に置きたい)と思った本。

    男女平等、男らしさ女らしさなんてナンセンス!
    と思って生きてきたつもりだったけど
    ナオコーラさんの言葉を読んでいると
    やっぱりわたしの中に
    「育児は女性主体でやるもの(男性はサブ)」
    「家事は女性がしなければならない」
    とか、無意識のうちに偏った考え方が刷り込まれているなあと、頬をぺちぺちさせられた。

    結婚する予定は無いけど、することになったら
    度々読んで思い出しては
    自分の中に刷り込まれている当たり前の図式を
    本当にそうなのか?
    わたしたち2人には合っているのか?
    見直すきっかけにして、軌道修正していきたい。

    わたしもアイロンがけしてくれる旦那さんがいいな、そういうことを望んでもいいんだな、って思わせてくれた素敵な1冊。

  • タイトルに惹かれて手にとった。
    子どもと一緒に過ごす親として、母や父という概念をなくし、母親も父親もそれぞれが「その子の親」として、できることをする、という考え方に共感した。
    とはいっても、女性差別とかそんな大層な議論を展開することが主旨ではなく、あくまで「個人の考えです」というスタンスが、肩肘張って読まずに済むので、読む側も楽な気持ちで受け取れる。

    特に「思い出作らず」の章に書かれている時間(過去、現在、未来)の考え方が好き。
    私も、カメラばかり構えていないで、「いま」の子どもと、「いま」の自分の目で見つめ合いたい。

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著者プロフィール

1978年福岡県生まれ。2004年『人のセックスを笑うな』で文藝賞を受賞し、デビュー。小説に『ニキの屈辱』『美しい距離』『趣味で腹いっぱい』、エッセイに『母ではなくて、親になる』など。

「2019年 『リボンの男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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