ヴィオレッタの尖骨

著者 :
  • 河出書房新社
3.11
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本棚登録 : 325
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309026039

感想・レビュー・書評

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  • 宮木あや子先生の小説は初めてです。こちらは短編?が4話入った小説です。グロかったり性的な場面が多いのに、表現が綺麗で生々しさを感じませんでした。ただただ美しいなと…。私にはあまり刺さらなくて、最後の「紫陽花坂」の初めの方でギブアップしました…。「校閲ガール」はドラマも観てたので読んでみたいなと思います。

  • ちょっとごめんなさい。紫陽花坂は途中でやめました。
    星の王様は良かった。

  • ただひたすら何かから逃げたくて、それでも何かに縛られていたくてーーという多感な時期の少女たちを描いた短編集。
    精一杯に着くずした制服と、甘く澱んだ要塞のような教室。
    窒息しそうな日々を必死にもがきながら生きている少女たちは、脆くて儚くて耽美。何かの拍子に粉々になってしまいそうな繊細さと危うさがある。
    ストーリー自体はぴんとくるものではないんだけれど、その世界観は存分に堪能できました。
    でもそろそろまた不倫ものが読みたいなーなんて。

  • 美しいものに焦がれる少女達の、耽美な、どこまでも現実ばなれした4つの物語。
    単純に綺麗な美少女ものでもなく、ヒリヒリとした痛みを伴う少女同士の恋愛ものでもなく、血の匂いのする猟奇的な物語に徹しているわけでもなく・・・
    なんだか、中途半端で、深みがなく胸苦しさも感じられない作品だった。
    宮木さん初読みがこの作品じゃないほうがよかったのかな・・・

著者プロフィール

1976年神奈川県生まれ。2006年『花宵道中』で女による女のためのR-18文学賞の大賞と読者賞をW受賞しデビュー。『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『校閲ガール』シリーズ等著書多数。

「2023年 『百合小説コレクション wiz』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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