感想・レビュー・書評

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  • 読みたい本の、隣の本棚にあった本。

    ぱっと見たとき、「こぽこぽ、珈琲」というタイトルで、ぱっと頭の中にコーヒーカップに珈琲がそそがれる絵が浮かびました。
    「こぽこぽ」という表現だけで、なんだか心がほんわか温かくなってしまったから、不思議です。
    言葉って、すごいですね!

    内容もこれまた意外!
    「珈琲」にまつわる様々なエッセイを集めた本だったのです。
    しかも各エッセイの著者は、現代の方から100年前の方まで様々でした。

    ひとつエッセイを読んで次のエッセイにいくと、ガラッと文章の雰囲気が変わるので、読みにくいと感じる方もいるかもしれません。

    言いかえれば、様々な時代、様々な人たちの珈琲と日常を味わえる本だとも思います。

    自分にあわない珈琲は読み飛ばしつつ(苦笑)、自分に合った珈琲エッセイをぜひ、ひとくち、読んでみてください。

  • 珈琲が大好きです。
    でもこの本にエッセイを寄せた一部の文筆家と同じく、豆の種類にも焙煎にも拘りは全くありません。砂糖もミルクもドバドバ入れちゃうから、味についても語れません。でもコーヒー、美味しいです。
    お馴染みのこのアンソロジーシリーズは今回は珈琲。
    一家言ある人は詳しく語っておられるし、珈琲を憎んですらいる人もいて、多岐にわたった内容が面白かったです。
    にしても昔の作家先生方は傍若無人というか、拘りにクセがあるというか。思わず苦笑したくなる大御所の文章もありました(^_^;)

  • 珈琲大好きである私に、ピッタリの本であった。
    仕事もせずに、読書三昧で、井上ひさし氏ではないが、1カ月に200杯は、優に飲んでいる。

    この本は年代層も、色々、そして、海外での体験談や、昔からの通のコーヒー党の話に、有名喫茶店、そして
    珈琲における自分のこだわり等、、、、コーヒーカップ片手に読んでしまった。

    大好きな珈琲の話なので、すぐに読めるものだと思っていたのだが、31篇のエッセイの一つ一つに
    重みがあり、題名の「こぽこぽ、、、、」と書かれている所も何か、珈琲の豆をごゴリゴリと、手動式で、擦りながら、点てている気にさせる。

    そうそう、この本で書いてなかったが、コーヒーフィールターを見ながら、メリタとカリタ???と、あって、
    昔から、ずーっと、発音の違いだと思っていたけど、、、本質的に違っていたことを知った時に、ビックリした。
    この本のエッセイを書かれた人たちは、知っていただろうか?と、気になってしまった。(笑)

    昔の珈琲店、今でも残っているのだろうか?と、思いながら、コーヒーを点てている私である。

  • 著名人たちの珈琲にまつわるあれこれ。最早珈琲は、ただの嗜好品を超えているのではないか…!様々な時代の珈琲談義をこうして読めるのは、とても幸福なひと時でした。
    珈琲好きにはたまらない一冊です。

  • 興味深かった”カフェ・ド・ランブル”HP未だ健在☆

  • 明治、大正、昭和、平成、それぞれの時代に活躍してきた作家さんたちのエッセイから、「コーヒー」をテーマにしたものを集めたアンソロジー。

    暮らしの中に深く根付いている飲み物である「コーヒー」。

    作家さんごとにそれぞれまったくちがったコーヒーのエピソードが語られ、とても興味深いです。

    時代背景によってコーヒーの位置づけもまったく違っていて、さまざまな時代をくぐり抜けてきたからこそ、現代のわたしたちがコーヒーを楽しめているということを実感できます。

    お気に入りのコーヒーを片手に楽しみたい一冊です。

    読み終えた後、自分でもコーヒーをテーマにエッセイを書きたくなってきます。

    ◇特に好きな収録エッセイ
     ・阿川佐和子「古ヒー」
     ・小島政二郎「コーヒーとフィルトル」
     ・片岡義男「一杯だけのコーヒーから」
     ・向田邦子「一杯のコーヒーから」
     ・よしもとばなな「そしてまたエスプレッソのこと」
     ・團伊玖磨「トルコ・コーヒー」
     ・植草甚一「ウィンナ・コーヒーが飲みたくなったなあ」
     ・村松友視「ランブル関口一郎、エイジングの果てのヴィンテージ」
     ・山口瞳「国立 ロージナ茶房の日替りコーヒー」
     ・常盤新平「ある喫茶店」
     ・井上ひさし「喫茶店学―キサテノロジー」 

    ◇こんな方におすすめ!
     ・エッセイが好き
     ・コーヒーが好き
     ・いろんな作家さんの文章に触れたい

  • (2019/11/28読了)
    コーヒーとは長年のお付き合い。離れた時期も何回かあったけど、ここ数年でコーヒー熱沸騰!
    ここにある31のエッセイの中には、コーヒーが主役ではないものもある。コーヒーにまつわる話。そう、私にも。コーヒーを飲んだあの時のこと。思い出すと、良い香りと幸せな気持ちに包まれる。
    最後の著者同様、コーヒー通ではないけれど。
    初めて本格的なコーヒーを飲んだ、銀座のあのお店。今も時々訪れる。著者によって、良くも悪くも描かれてる。両説ともにうなずきながら楽しく読めた。

  • 有名作家のコーヒーにまつわる短編小説だと思い期待していたがエッセイ集のようだった。
    有名方や好きな作家さんの作品が読めたので良かった!

  • コーヒー自体はそれほど好きではないけど心地良い読後感。豆や道具へのこだわり、どんな喫茶店で飲んでいたかなど。

  • ラムコーヒー飲みたい…冬じゃないけど。

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著者プロフィール

阿川佐和子

一九五三年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部西洋史学科卒。エッセイスト、作家。九九年、檀ふみとの往復エッセイ『ああ言えばこう食う』で講談社エッセイ賞、二〇〇〇年、『ウメ子』で坪田譲治文学賞、〇八年、『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞。一二年、『聞く力――心をひらく35のヒント』が年間ベストセラー第一位、ミリオンセラーとなった。一四年、菊池寛賞を受賞。最近の著書に、『ことことこーこ』『看る力――アガワ流介護入門』(共著)など。

「2019年 『老人初心者の覚悟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿川佐和子の作品

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